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【UFC137】GSP×Diaz 消滅、GSPxCondit に変更

2011.09.08

3カ月以上前に決まっていたスーパーファイト、UFC世界ウェルター級選手権試合GSP×ニック・ディアズ戦の消滅が、7日(水・現地時間)に行なわれた記者会見で発表された。

6日(火・同)にトロントで、同マッチの記者会見が行われる予定だったが、直前になってニック・ディアズがドタキャン、ダナ・ホワイトに「行かない」という連絡があったという。7日にラスベガスで行われた会見では、ダナが「PRはとても大切な仕事。1600試合、プロモートしてきて、こんなことは始めてだ」と、会見のドタキャンがタイトル挑戦権を剥奪された理由であると説明され、新しい挑戦者がカーロス・コンディットであることが発表された。

モントリオール~トロント~ラスベガスと移動し、会見に臨んだGSP自身は「会見はこのビジネスに必要な仕事。例えば家族が亡くなるとか、そういうことがない限り欠席は考えられない。僕は彼が欠席したことに怒っていない。なぜ、欠席するか分からないだけで」と語った。


そして、新しい挑戦者コンディットについて語り始めた時、会見がスタートしてから15分を過ぎたところで、ダナの携帯にニック・ディアズのマネージャー、シーザー・グレイシーから連絡が入った。

「今回の判断に100パーセント同意する」とダナに伝えたシーザーは、手を尽くしてニックとの連絡を試みているものの、誰も見つけることができないと話したことが、ダナにより記者陣に明らかにされた。

また、GSPは同じジャクソンズMMA所属のコンディットに対し、「一緒に練習したことはない。自分のトレーニング・パートナーのローリー・マクドナルドに勝っているコンディットは、ニック・ディアズよりも手強い相手だ」と印象を話すと、調整期間が少ないこと、試合をフィニッシュすることに関し記者の質疑に応え続けた。

いずれにせよ、前代未聞のタイトル戦の消滅。思えば8月にアンデウソン・シウバに挑戦した岡見勇信は、記者会見のために日本から35時間以上かけて、リオデジャネイロに出向いている。MMAビッグマッチに挑むファイターは、ケージのなか以外もビジネスの一部であることを、ズッファは頑強な意思で示したことになる。

そして、ダナはニック・ディアズに二度と世界挑戦の機会が与えられないと明言した。

■UFC137「St-Pierre vs Condit」全対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョルジュ・サンピエール(カナダ)
[挑戦者]カーロス・コンディット(米国)

<ヘビー級/5分3R>
シーク・カンゴ(フランス)
マット・ミトリオーネ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
ロイ・ネルソン(米国)

<フェザー/5分3R>
ジョージ・ループ(米国)
日沖発(日本)

<ライト級/5分3R>
デニス・シバー(ドイツ)
ドナルド・セラーニ(米国)

<フェザー級/5分3R>
バート・パラジェンスキー(米国)
タイソン・グリフィン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タバレス(米国)
ティム・クレデュアー(米国)

<バンタム級/5分3R>
スコット・ヨルゲンセン(米国)
ジェフ・カーラン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブランドン・ベラ(米国)
エリオット・マーシャル(米国)

<ライト級/5分3R>
ダン・ドウンズ(米国)
ラムジー・ニジェム(米国)

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