【TUF10】マックスウィーニー、シーズン10対決を制す
■第5試合 ヘビー級/5分3R
ジェイムス・マックスウィーニー(英国)
Def.3R3分20秒/KO
ダリル・スクーノバー(米国)
【写真】昨年はK-1アムステルダム大会にリザーブファイトで出場しているマックスウィーニー。得意の打撃でスクーノバーを粉砕した (C) ZUFFA
打撃を受けたスクーノバーが、テイクダウンを仕掛けると、マックスウィーニーはギロチンへ。かなりタイトに締まったように見えたが、スクーノバーは首を引き抜く。ハイガードからエルボーを打ち込んだマックスウィーニーだが、スクーノバーはパスに成功。と同時に鉄砲でトップを奪ったマックスウィーニーが、マウントからパウンドを落とす。
たまらず、背中を見せたスクーノバーにチョークを仕掛けたマックスウィーニーは、再びトップに戻ると、自ら立ち上がりローを蹴り込む。ボディへのスタンプを掴んだスクーノバーは足関節へ。体を反転してマックスウィーニーが逃げると、スクーノバーも同時に立ち上がり一気にパンチで攻め込んでいく。スクーノバーの猛攻をマックスウィーニーが前蹴りで立ち切ったところで、1Rが終了した。
2R、パンチでラッシュを続けるスクーノバー。足を使って距離を取るマックスウィーニーは、右フックを見せると、前傾姿勢だったスクーノバーは自ら前転するようにグラウンドへ。
スタンドで様子を見ていたマックスウィーニーは、インサイドに飛び込む。スクーノバーの腕十字をかわしたマックスウィーニーは、思い切りボディにパウンドを落とす。立ち上がってから飛び込んだパウンドこそかわされたが、マックスウィーニーは座った状態のスクーノバーの顔面にパンチを見舞い、バックコントロールへ。
マックスウィーニーがエルボー、パウンドを落とすが、スクーノバーは自ら回転してトップを奪う。しかし、マックスウィーニーはここでもリバーサルに成功し、スクーノバーの十字狙いを潰してマウントへ。ケージを蹴って逃げようとしたスクーノバーからバックを奪ったマックスウィーニーが、垂直気味のエルバーを落としたところで2Rがタイムアップ。マックスウィーニー優勢のまま、試合は最終ラウンドへ。
ガス欠気味のスクーノバーは、マックスウィーニーのローを掴んで組みつくが、逆に足を払われテイクダウンを許す。サイドを取ったマックスウィーニーは、ノドにプレッシャーを与え、エルボーから肩固めへ。立ち上がろうとしたスクーノバーだが、完全にスタミナ切れで簡単にマックスウィーニーにバックを許す。
レフェリーがブレイクを命じ、試合がスタンドへ戻ると、スクーノバーは最後の力を振り絞るかのように蹴り、パンチを繰り出すが、マックスウィーニーの前蹴りでバランスを崩してしまう。首相撲からヒザを見舞ったマックスウィーニーはジャンピングニーから右ハイキックを見せ、直後にパンチの連打で息切れ切れのスクーノバーを仕留め、TUFシーズン10ファイター対決を制した。