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【UFN153】ダニエル・ティーマーが大阪MMA出身チョ・ソンビンを判定で下し、地元でオクタゴン初勝利

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ティーマー(スウェーデン)
Def.3-0:30-27.30-27.29-27
チョ・ソンビン(韓国)

前に出る地元ティーマー。日本は大阪のMMA大会ACFとWardogからTOP FCを経てUFC参戦を果たしたチョ・ソンビンは、左ジャブで距離をはかる。ティーマーの左フックをもらい、グラつくチョ・ソンビンに対し、ティーマーは距離をつめて組み付く。ダブルレッグからチョ・ソンビンをケージに押し込むティーマーは、さらにシングルに切り替えるが倒せず。チョ・ソンビンは離れて打撃戦を挑むも、ティーマーのダブルレッグでテイクダウンを奪われる。ティーマーはケージ際でトップからパウンドを落としながらパスを狙う。チョ・ソンビンは下からティーマーの腕を取るも、腕十字は極まらず。

立ち上がったティーマーはパウンドを落としつつバックを狙うも、チョ・ソンビンは立ち上がり、右ストレート。距離を保とうとするが、ティーマーは右アッパーから組み付き、チョ・ソンビンをケージに押し込む。離れ際に右アッパーを当てたティーマーは、チョ・ソンビンを追いかける展開で1Rを終えた。

2R、ティーマーが前に出て、チョ・ソンビンがサークリングする展開。チョ・ソンビンは左ジャブで、ティーマーは左ローで距離をはかる。チョ・ソンビンの右ハイをティーマーはブロック。ティーマーは左右フックで中に入ろうとするが、チョ・ソンビンが徹底的に距離を保つ。ここでチョ・ソンビンが右ハイから左のバックハンドブローを見せるも、これは当たらず。チョ・ソンビンは再びサークリングを続ける。

中に入ろうとするティーマーに、カウンターのヒザを合わせるチョ・ソンビン。なかなか踏み込めないティーマーに、会場の観衆は声援を送る。ティーマーの右ローで、チョ・ソンビンが体勢を崩す。残り30秒を切ったところで、飛びヒザを見せたチョ・ソンビン。これは当たらなかったが、続く右ストレートが軽くヒット。しかしティーマーが前に出続けている印象が強く残る。

最終R、ティーマーが前に出て、チョ・ソンビンがサークリングしながら距離を保つ展開は変わらず。ティーマーは右ロー。しかしこのラウンド1分を過ぎたところで、チョ・ソンビンが前に出るように。ティーマーはチョ・ソンビンのテイクダウンを切り、反対にダブルレッグでチョ・ソンビンに尻もちをつかせる。チョ・ソンビンはダブルでテイクダウンを狙うが、ティーマーがシングルで切り返してトップを奪う。

ケージ際で下になったチョ・ソンビンは、ティーマーの右足を取るも、ティーマーもすぐに足を抜き、立ち上がる。スタンドに戻り、距離を詰めるティーマー。右フックをチョ・ソンビンの顔面に当て、さらに組み付いてケージに押し込む。チョ・ソンビンの右ハイをかわしたティーマー、相手の右ストレートを軽くもらうが、自身も右フックを打ち返した。

判定はフルマークでティーマー。
UFC参戦後の3連敗から、地元ストックホルムで初勝利を飾ったティーマーに、会場のファンは大声援を贈った。

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