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【UFN126】軽量級のような初回から、ガス欠の2R。最終回に逆転のKO勝ち、見事なルイス劇場

2018.02.19

<ヘビー級/5分3R>
デリック・ルイス(米国)
Def.3R2分48秒by KO
マルチン・ティブラ(ポーランド)

右ストレートを見せつつ、左手でティブラの右足を取ってテイクダウンに成功したルイス。足を絡ませてヒザ固め風にルイスのバックを取り掛かったティブラだが、上から殴られ足を抜かれる。スクランブルでバックに回り、左のパンチを入れたルイスだったが、胸を合わされたところでバランスを崩して倒れる。

すぐさまトップを取りサイドから抑えたティブラだったが、スクランブルで背中に乗りそこね、正対したところで右を被弾してダウンを喫する。ハーフから連打を落としたルイス。ティブラは左腕を差して立ち上がりつつ、小手を巻いて来たルイスからトップを取り返す。今度はしっかりとトップで抑えたティブラが、残り15秒でマウントへ。バックマウントからパンチ、マウントでアメリカーナを掛けたところで軽量級のような動きが見られた初回が終わった。

2R、左ハイをガードの受けから蹴っていくティブラに、ルイスの右ストレートがヒットする。再び右を入れたルイスだが、組みになると簡単にテイクダウンを奪われる。サイドで抑え、ボディにヒジを入れるティブラはヒザをわき腹に突き刺す。スクランブルでバックマウントを取ったティブラに対し、ルイスが腰を上げていくも今度は落とせない。

ヒザをつき、上を向いたルイスにティブラがパンチを落とす。再び背中を預け、ティブラを前方に落とそうとしたルイスは、手首を抑えられ目的を果たせない。ここで背中をつけてからスクランブルを試みたルイスに対し、ティブラは一旦体が離れたもののすぐに背中に乗り直し、疲れて上を向いたルイスをマウントに捉える。右エルボー、パンチを小ロットで貰いつつルイスはラウンド終了を迎えた。

最終回、ルイスの右ハイは高さが足りない。完全に動きが重くなったルイスはカウンターの狙いを絞ったか。ティブラの前進に右を合わせようとしたルイスは、組まれてケージに押しこまれる。ティブラのシングルを頭を抱えて耐えたルイスだが、両ワキを差されたところで右に回って崩し、立ち上がってきたティブラに左を当ててから右フックでダウンを奪う。

腰から崩れ、左足をキャッチしにきたティブラにパウンドを落としたルイスが逆転KO勝ちを決め勝利のドラミング!! 劣勢の中でどれだけ自信があったのかをジミー・スミスに尋ねられたルイスは、「ただ、戦った。君はMMAが良く分かっている。ベラトールからやってきた。それと同じことしたんだよ。自分を信じているんだ。そして殴った」と妙に含蓄のある口調で話した。

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