【WEC41】敗れたパルバー、引退には言葉を濁す
■第7試合 フェザー級/5分3R
ジョシュ・グリスピ(米国)
Def.1R33秒/ギロチンチョーク
ジェンス・パルバー(米国)
【写真】パルバーを33秒で破ったグリスピ。フェザー級上位戦線へと喰い込むことはできるのか―― (C) ZUFFA
試合開始早々、ミドルが交錯した直後にパンチを受けたパルバーがテイクダウンを狙うと、グリスピがギロチンを仕掛ける。タイトに首に絡みついた腕を振り払うことができずにパルバーはタップし、新鋭グリスピが33秒一本勝ちを奪った。
「凄く良い経験になった」というグリスピは、これで13勝1敗で9連勝を達成、対するパルバーは4連敗。「ここサクラメントで、ボブ・シャムロックの下でキャリアを始めた。ここでキャリアの終わりにしたい」と言った後に、ズッファ首脳に謝辞を語りながらも、「ここで終わるとは言い切れないけど――」と言葉を濁したパルバー。その矛盾した言い回しに心の内を見たような想いがした。