【KSW39】ミドル級王者ハリドヴ×ウエルター級王者マンコフスキーの対戦は、ハリドヴが判定勝ち
<82キロ契約/5分3R>
マメッド・ハリドヴ(ポーランド)
Def.3-0
ボリス・マンコフスキー(ポーランド)
KSWウェルター級王者マンコフスキーとミドル級王者ハリドヴの一戦。右に回るマンコフスキーの方が、明らかに体が小さい。ハリドヴは右ローを当て、カカト落としを見せる。ローを蹴られたマンコフスキーが、太腿を誇示してもっと蹴って来いと挑発する。
頭を大きく振って前に出るマンコフスキーをハリドヴは前蹴りで突き放そうとする。ハリドヴが後ろ回し蹴り、右ボディを入れる。ハイキックに続きカカト落としで攻めるハリドヴに、マンコフスキーも踏み込んでからのパンチを狙っていく。全てのパンチに力が入っているようなマンコフスキーのパンチがハリドヴを捉えることはなかった。
2R、ハリドヴは初回と同じように前蹴り、そして後ろ回し蹴りを繰り出す。飛びヒザの着地にパンチを合わせようとしたマンコフスキーだが、これも当たらない。続く攻防でバランスを崩したハリドヴがガードを取るが、マンコフスキーは寝技につきあわない。間合いが詰まらず、手数も少ない展開のなかハリドヴの左が当たる。直後にマンコフスキーが飛び込んで左フックを当てると、ハリドフがダウンしてガードを取る。
レフェリーに立たされたハリドヴは飛びヒザも押されるようなパンチで、またバランスを崩す。この回はマンコフスキーが取り返した。
最終回、勢いがあるのはマンコフスキー。左右のフックで距離を詰めると、ケージにハリドヴを押し込む。ケージを背にした状態で下にされそうになったハリドヴは、前転してスクランブルへ。マンコフスキーもワンツーを放っていく。圧力をかけるウェルター級王者に対し、ハリドヴが残り1分になってテイクダウンを決める。
トップから細かいパンチを落とし、マンコフスキーも下からパンチを返すという試合展開のなかでタイムアップに。決め手がなかった王者対決は、最後のテイクダウンがきいたかハリドヴに凱歌が挙がった。