【UFC209】ボディ効かされながら、テイクダウンを切り返しモラレスが判定勝ち
<バンタム級/5分3R>
アルバート・モラレス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アンドレ・スークムタズ(米国)
左ジャブを伸ばすモラレス、左ローにスークムタズがフックを合わせようとする。さらに左ジャブを入れるスークムタズ。モラレスも左ジャブを当てると、スークムタズは右アッパーから左フックを振るっていく。レンジのやや外から接近戦でパンチを交換という打撃戦が続き、優劣なつけがたい。そのなかでスークムタズの前進にモラレスがパンチを合わせ、続いて飛びヒザの着地に右を当てていった。
2R、スークムタズがショートの連打からローを蹴り、モラレスは左ジャブを当てる。ここもスークムタズに前に出てこさせてパンチを入れるモラレスが、左フックにダブルレッグを合わせてテイクダウン。スークムタズが立ち上がるもコーナーに詰めて、シングルレッグ。スークムタズはスイッチでバックへ回り、後方からパンチを入れる。前転して逃げようとしたモラレスからしっかりとトップを奪い切ったスークムタズは、アームロックを潰してハーフへ。左のエルボーを落とし、最後にスタンドに戻られたが、この回はスークムタズが取り返したか。
最終回、左の相打ちから前に出るモラレスが右ボディ&左フックのコンビネーションを見せる。スークムタズも勢いのある左ボディフックを返し、続いてヒザ蹴りからボディと連続で入れる。ボディを連打されながらワンツーを振るうモラレスは接近戦でバックを許す。スークムタズは離れてダブルレッグも、これを切ったモラレスがバックに回り込む。パンチを打ってから、足を一本入れたモラレスがRNCから両足をフックする。
鼻血を流すスークムタズにパンチを続け、RNCの機会を伺うモラレスのバックマウントが続く。スークムタズも後方へのパンチでモラレスの顔面を打っていくもポジションを返せないままタイムアップに。
あれだけボディを効かせながら、テイクダウンに拘ってバックを譲る痛恨のミスを犯したスークムタズは、1-2で判定を落とした。