【UFC FOX23】セラーニ、地元デンバーでマスヴィダルにKO負け喫す
<ウェルター級/5分3R>
ホルヘ・マスヴィダル(米国/12位)
Def.2R1分00秒by TKO
ドナルド・セラーニ(米国/5位)
地元のセラーニに大声援が送られ、マスヴィダルに地鳴りのようなブーイングが浴びせられる。まずは右ローを蹴ったセラーニをカウボーイ・チャントが後押しする。左ジャブを打ち合い、左ミドルを入れたマスヴィダル。セラーニは左を伸ばし左右ローを蹴っていく。臆さず前に出るマスヴィダルだが、カウンターの左を被弾。それでも前に出て左ジャブを続ける。
勢いのある左ローを決めたセラーニが、左ジャブを当てる。さらに前に出て右ロー、マスヴィダルも右フックを返すが、ややこねているようなパンチになる。左ミドルを蹴られながら前に出たマスヴィダルが左ジャブをヒット。ジャブの相打ちが続き、マスヴィダルが後ろ回し蹴り。これは距離が合わなかったが、セラーニのダブルレッグをしっかりとスプロールする。
マスヴィダルのスピニングバックフィストを避けたセラーニが左ハイ。マスヴィダルはこれをガード。ならばとセラーニはワンツー&右ロー。マスヴィダルも右ミドルを返し、続いて左ミドル。続いてセラーニの左ミドルの直後に、左から右フックを打ち込む。後方に崩れたセラーニにパウンドを連打。レフェリーが割って入ったが、タイムアップに命拾いした。
インターバル中も集中できていないような表情をしていたセラーニは、2Rが始まってもパンチを被弾し、ボディにヒザを集中される。右ローから左ジャブを当てたマスヴィダルは、左ハイの直後に右を打ち込んでダウンを奪う。パウンドを被弾しながら立ち上がったセラーニにボディを連打したところで、レフェリーが試合をストップ。地元でKO負けの衝撃、勝者にはブーイングが続いたがマスヴィダルはキャリア最高の勝利を挙げた。
「ブーイングは構わない。ATTに感謝している。色んなフェイクメディアがいるけど、俺はリアルファイターだ」とマスヴィダルは言い切った。