【Euro FC02】欧州=プラハ初見参、和の鉄人・有己空がチェコMMA界のパイオニアとの一戦へ
【写真】キャリア100戦を超えた和の鉄人・有己空がチェコのパイオニアと対戦する(C) MMAPLANET
9日(月・現地時間)、Euro Fighting Challengeより2月11日(土・同)にチェコの首都プラハのO2アリーナで開催されるEFC02のセミファイナルに有己空が出場し、ペトル・クニジャと対戦することが発表された。
キャリア59勝32敗9分、41歳の和の鉄人・有己空が初めてヨーロッパの地で戦う。その舞台となるEURO FCは昨年10月にフィンランドのヘルシンキで旗揚げした新興プロモーションで、日本から同じくベテランの高谷裕之が出場しアラン・オマーに敗れている。
華々しく旗揚げしつつ、当初打ち上げた花火が空を舞うことなく姿を消すプロモーションが少なくないMMA界にあって、Euro FCは当初の予定通り2月にプラハ大会を開催する運びとなった。
メインでエフライン・エスクデロとフランスのモンス・バナウイのライト級マッチが組まれているように、国際的な舞台で戦ってきたファイターと欧州勢のマッチアップという路線も守られている。そんなEuro FC02で有己空と戦うクニジャはMMA初陣が1999年2月でキャリア23勝1敗の39歳というチェコMMA界のパイオニアに位置づけされるベテラン・ファイターだ。
戦績の多くがどのようなレベルの大会で積まれてきたかは不明だが、唯一の敗北が元UFCファイターのカーロス・ベモラに喫した試合。ゴツゴツとした筋肉の持ち主のクニジャはパワーファイターで、打撃から組んで倒しパウンドを落とすというシンプルなスタイルの持ち主だ。ただスプロール系のファイターではなく、下になるとガードをまず取って落ち着くタイプでもある。
打撃も荒く、攻撃の際にはガードが下がるきらいもあるので、有己空が得意とするヒザ蹴りは幾分入りやすいだろう。12月にパンクラス大阪大会でグッドマン田中に敗れている近藤だが、思い切りの良い打撃を入れ、倒されても立つという瞬時の動きを大切にしてクニジャに対してほしいところだ。