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【UFC FOX10】序盤にダウン奪ったヴィアーナが逃げ切る

2014.01.26

<バンタム級/5分3R>
ウゴ・ヴィアーナ(ブラジル)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 29-28
ジュニア・ヘルナンデス(米国)

小さなヴィアーナが、低くワイドなスタンスで構えるために余計にサイズの差が目立つ一戦。その小さなヴィアーナがいきなり右フックでダウンを奪う。ヘルナンデスは直ぐに立ち上がり続くヴィアーナのワンツーには距離を取る。パンチから前蹴りと積極的に攻めるヴィアーナは、やや遠いが思いきり左から右フックを振るい、前蹴りへ。手の出ないヘルナンデスは、ハイにもパンチを受けバランスを崩す。ヘルナンデスの右ボディフックにも、素早い右を返しペースを譲られないヴィアーナはワンツーからスリーまで放ち、積極的に攻めていく。

残り30秒を切っても、前に出るのはヴィアーナ。パンチから左ロー、ワンツーと距離はやや遠いが攻め続けヘルナンデスに何もさせなかった。2R、左から右、ボディストレートと引き続き試合を優勢に進めるヴィアーナ。ヘルナンデスが前に出てくると、振りの大きいフックでヴィアーナが迎え撃つ。中盤、間合いを取ったヴィアーナは残り1分になって前に出てパンチを集中させるも、ヘルナンデスも怯まず打ち返す。残り30秒で手を出し続けたヴィアーナだったが、距離は遠く手を出すことを主眼にしているような微妙な2Rとなった。
3R、ステップを踏み、ヘルナンデスの前進にパンチを合わせ、そこで手数を稼ぐヴィアーナ。ヘルナンデスが前に出るシーンが増えると、下がる印象が強くなる。一瞬パンチを交錯すると、そこでワンツーをヒットさせたヴィアーナだが、ヘルナンデスは止まらず左フックを打ち込む。

左ジャブでヘルナンデスを突き放したいヴィアーナは、疲れが隠せない、下がり続けるヴィアーナに対し、ヘルナンデスはランニングのパフォーマンスを見せる。それでも下がるヴィアーナのフックを被弾しながらも、ヘルナンデスは前に出る。パンチの精度が高くないヘルナンデス、終盤はヴィアーナに打ち勝つシーンも見られたが……逆転には至らず、ジャッジ3者とも29-28をつけヴィアーナが逃げ切った。

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