【RFC】ルール変更、3点ヒザ禁止。スタンドでのヒジ解禁へ
【写真】ヴィシール・コロッサがキム・ソクモに決定的なダメージを与えたようなヒザ蹴りは、今後見られなくなる (C)MMAPLANET
18日(土・現地時間)、韓国ソウルのグランドヒルトン・コンベンションセンターで開催されるROAD FC Korea01より、RFCのルールが一部変更されることとなった。
RFCではご存じのようにケージを使用し、階級はユニファイド・ルールに基づきポンドがキロに変換され、チャンピオンシップ以外は500グラムオーバーまで認められている。ルール的にはアジアMMAルールと呼ばれるヒジ有り+PIRDEルールのOFCとも一線を画した独自のルールを用いてきた。
特徴としては四点を含め、頭部&顔面へのヒザ蹴りは全て認められ、パンチ攻撃が認められる顔面以外の箇所へのヒジ打ちもOK。一方がグラウンド状態での顔面への踏みつけ&サッカーボールキックは反則だが、両者がグラウンド状態であれば顔面蹴りは認められる。ガードを取った選手の蹴り上げは反則というものだった。
今回のルール変更では、3点ポジションをグラウンドと見なし、グラウンドでの顔面、頭部へのヒザ蹴りが禁止となった。ただし、テイクダウンを狙う選手が3点以上グラウンドについては、連続でなく瞬間動作によるヒザ蹴りは認められる。
また、グラウンド以外で顔面へのヒジ打ちも解禁され、どのようなポジションでもアップキック=蹴り上げも認められることとなった。MMAPLANETが行ったインタビューでは、福田はがぶりからのヒザ蹴りが禁止になったことで戦い方を変える必要が生じたと発言している。加えて一部では、ケージに押し込んできた相手が3点ポジションになることで、ヒジ打ちが使えなくなる面など、レフェリーが対応できるかを懸念の声も聞かれるようだ。
UFCと同じユニファイド・ルールに近づける方向性を常に持っているRFC。中継局もUFCを流すスーパーアクションということもあり、ヒジ打ちが全面解禁とならなかった点はやや中途半端という印象も受ける──今回のルール変更。いずれにせよ四点ヒザ無しとスタンドでのエルボーが認められたことで、福田の言うようにテイクダウンやケージ際の攻防など、戦い方は少なくない変化が生じることになるだろう。
なお、RFC KOREA01の前に行われるYoung Gunsのメインに出場予定だったホン・ジョンギが負傷のため、イ・ドンジンに変更されることとなっている。
■RFC Korea01対戦カード
<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
キム・フィスン(韓国)
<ライト級/5分3R>
クォン・アソル(韓国)
モスタファ・アブドラヒ(イラン)
<フェザー級/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
キム・ウォンギ(韓国)
<ライト級/5分3R>
イ・ヨンジェ(韓国)
ジョン・ドゥジェ(韓国)
<ミドル級/5分3R>
ジョン・オジン(韓国)
アン・サンイル(韓国)
■Young Guns 10対戦カード
<バンタム級/5分2R>
キム・ミンウ(韓国)
ホン・ジョンギ(韓国)
<バンタム級/5分2R>
パク・グァンス(韓国)
キム・ギュファ(韓国)
<フェザー級/5分2R>
パク・デソン(韓国)
オ・ホテク(韓国)
<フライ級/5分2R>
キム・ヒョリョン(韓国)
チョ・インヘン(韓国)
<ライト級/5分2R>
ヨ・ミョンギュ(韓国)
リュ・ギョングァン(韓国)