【GLORY13】冴える左フック。ウェルター級T優勝はホルツケン
<ウェルター級ワールドT決勝/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
Def.3R3分00秒 by TKO
ジョセフ・バルテリーニ(カナダ)
互いに右ローを蹴り合う序盤、ホルツケンが左ハイを放つが、バルテリーニもしっかりとガードする。ホルツケンは左ジャブから左フック、さらに強烈な右ローを蹴り込むが、バルテリーニもフックを連打で返していく。ガードでバルテリーニのパンチを受けたホルツケンが左ボディストレートから左ロー、首相撲の態勢に入るとバルテリーニが右アッパーを返す。
ホルツケンの右アッパーを受けても左右のフックからローを返すバルテリーニ。ホルツケンがここでも左フックを決めて、バルテリーニをのけ反らせる。右ボディから左ストレート、バルテリーニの左に合わせて左フックを打ち込んだホルツケンが初回をリードした。
2R、左ジャブから右ヒザを突き上げる。バルテリーニの左に左フックを合せてグラつかせたホルツケンが、左を上下に打ち分けて後ろ回し蹴りを見せる。ボディの連打から顔面へのパンチとバルテリーニを翻弄するホルツケン。バルテリーニも懸命にローからワンツーを振るうが、ガードを突き破ることができない。逆に左ストレート、左フックを受けたバルテリーニは反撃ができないまま最後の3分間を迎えることとなった。
最終回、ショートフックの連打を繰り出すバルテリーニだが、ホルツケンは一発の左フックでペースを掴む。左フックから左ボディフックを受けたバルテリーニが、体を屈めてダウン。それでも立ち上がってワンツーを伸ばすなど、試合を諦めないバルテリーニ。ダウン後も怯まないバルテリーニに対し、動きが鈍ったホルツケンがガードを破られる場面も見られるように。それでも残り時間が少なくなると、前に出て左ヒザから左フックとペースを譲らない。
バルテリーニはここでも右フックをヒットさせて、乱打戦に持ち込む。しかし、ホルツケンは最後に右フックを見せ、ついにバルテリーニを仕留めた。GLORYウェルター級ワールドチャンピオン・トーナメント、ニキー・ホルツケンが完璧な強さを見せつけ10万ドルを手にした。