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【UFN34】清水俊一 (02)「凄いのはUFC、対戦相手じゃない」

Shuichi Shimizu

【写真】海外での試合は1年7カ月ぶり、前回はカザフスタンというMMA辺境の地で戦っている清水俊一(C)MMAPLANET

来年1月4日(土・現地時間)、シンガポールで行われるUFC Fight Night34でカン・ギョンホと対戦する清水俊一インタビュー第2弾。

「いつも通り、戦いたい」という清水はUFCでどのようなキャリアを築きたいのか、その一歩のためにどのような準備できるのかと、引き続き話を訊いた。

<清水俊一インタビュー、Part.01はコチラから>

──自分の戦いを貫くという清水選手ですが、UFCで戦うことで清水選手のことを知るファンに、自らの戦い方がどういうものなのか、UFCで何を目指すのか改めて教えていただけますか。

「ハイ。う~ん……、難しいですね、改めて話すとなると。試合なので実際のところは勝たないと始まらないと思います。そういうなかでいつも通り、気が付けば一本を取れているという試合をコンスタントにして、(ファンが)見たくなる選手になりたいです……、ちょっと難しいですね」

──主に練習はどこで行なっているのですか。

「新宿スポーツセンターで、試合に出ていないアマチュア、色んなところでプロとして戦っている選手が一緒になって練習したり、宇留野代表の下でやったりしています。あとはDEEPジムで北岡(悟)さんに揉まれたり、蒲田のCOREでパンクラスのなおキング選手にボコボコにされています」

──基本的に清水選手より、体格の大きな選手と出稽古を行っているようですね

「そうですね、それとボクシングのジムに行かせてもらっています」

──海外での試合は2012年6月14日、カザフスタンの首都アスタナで戦ったBushido FCフェザー級選手試合エウタノフ・エルザン戦以来となります。カザフスタンで戦っていれば、シンガポールは不安に感じるようなことはなさそうですね。

「言葉が通じないところだし、何を言っているか分からないので怖さとかはなかったんですが、勝ったら暴動が起きるんじゃないかと思って、そこが怖かったです。だから、ヌルイっていうと問題があるかもしれないですが、シンガポールは楽だとは思います。同時に英語なんで、言われていることとか分かる部分もあるので、いちいちカチンとするなんてことはないと思いますが、そこもいつも通り、ブレないようにしたいです。

自分に言い聞かせているのはUFCが凄いのであって、対戦相手が凄いわけじゃない。そこで呑まれないようにしたいですけど、オクタゴンに入って見ないと分からないですね」

──コンディションの調整面で考えると、日に日に寒さが増す日本から暑いシンガポールへ行くことになります

「偶然なんですけど、今年はマニラ、プーケットと合せて4度ほど訪れているので、感覚的にはそこに合せて調整していけばいいんじゃないかと。だから、そこは本当に助かっています」

──プーケット・トップチームで練習していたそうですが、タイを出稽古の場にしていたのは?

「タイだからといって、決してムエタイというわけでなく、柔術、グラップリング、ボクシング、MMAもあるジムなんです。色々とミックスされていて単純に面白いですね。もともとZSTで活躍している川村謙という選手が、僕が暇そうだったからって誘ってくれたんです。

4月に2週間連れて行ってもらって。タイだからムエタイのイメージしかなかったんですけど、プーケットにはUFCやBellator、OFCの選手が練習していました。プーケット・トップチーム以外にもタイガー・ムエタイというジムがあって、そこにはUFCのブライアン・エバーソールがいて。

実はタイガー・ムエタイで会うまで知らなかったんですけど、凄く真面目な指導者、先生だったんです。で、日本に戻って試合をチェックしたら、あんな風だったんで驚きました。ああいう試合が好きなんで、凄くキャラが立っていて良かったですね。あとはロジャー・フエルタもいましたね」

──ではタイに行ったから、ヒジ打ちの練習をしたとか、そういうことではなかったということですね。

「なかったですね。練習が休みの日にムエタイの練習ができる場所に顔を出していた者もいましたけど、僕は行ってなかったです。ただ、所属選手とかあんまり無理せず練習しているっていう風だったので、ムエタイの練習だけする日とかもありました。60キロから100キロぐらいまで海外から出稽古に来ていたので、上手く回していて重い人とはあまり当たらないようになっていました」

──軽量級だと名前が出たアンドリューとアンソニーのレオーネ兄弟とも練習を?

「ハイ、割と優しい練習をしていましたね。プーケットには3回練習に行ったので、コンディション作りは問題ないかと思っています。ただ、シンガポールは初めてなので調子に乗らないように、しっかりとコンディションには気をつけてやっていくつもりです」

■ UFN34対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
タレック・サフィジーヌ(ベルギー)
イム・ヒョンギュ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
川尻達也(日本)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一(日本)
ルイス・ドゥトラ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
清水俊一(日本)

<ライト級/5分3R>
菊野克紀(日本)
クイーン・マルハーン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダスティン・キムラ(米国)
ジョン・デロス・レジェス(グアム/米国)

<ライト級/5分3R>
マイルベク・タイスモフ(オーストリア)
バン・テヒョン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
マックス・ホロウェイ(米国)
ウィル・チョープ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ロイストン・ウィー(シンガポール)
デヴィッド・ガレラ(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
ラッセル・ドーン(米国)

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