【Bellator109】プレリミにイワノフ、ブッバ&ゴイチ・ヤマウチ出場
【写真】見事な流れでムサ・トリヴァーをRNCで下したゴイチ・ヤマウチのベラトール初陣(C)KEITH MILLS
22日(金・現地時間)にペンシルベニア州ベスレヘムのサンズカジノ・イベントセンターで開催されるBellator109は世界ミドル級選手権試合アレキサンダー・シュレメンコ×ダグ・マーシャル、シーズン9ウェルター級&ライト級T決勝がマッチアップされた、シーズン9の総決算だ。
11月2日のPPVこそなくなったが、エディ・アルバレス×マイケル・チャンドラー戦が過去最高の視聴者数を獲得し、ランペイジ・ジャクソンの初陣の108大会も金曜の夜の中継では最もTV視聴者を獲得するなど、Spikeの2シーズン目をステップとしたベラトール。トーナメント戦の有効性は薄まりつつあるが、もう一つの彼らのアイデンティティである選手の発掘は、UFCベテランが続々と登用されるようなになったなか今大会も続いている。
デビュー以来5連勝中の英国の新鋭マイケル・ペイジの出場こそなくなったが、08年にコンバットサンボでエメリヤーエンコ・ヒョードルを破り世界王者に輝いたブルガリアのブラゴイ・イワノフが、MMAデビュー以来10連勝を賭けて出場する。
またベラトール100でデビュー5戦目にTKO負けを喫したブッバ・ジェンキンスの復帰戦も気になるところだ。TUF17でチーム・ジョーンズのレスリングコーチでもあったジェンキンスは、アリゾナ州立大レスリング部時代にNCAA D-1を制した強豪で、MMAでもレスリング一色のスタイルを貫いてきた。が、前回の試合でスタミナ切れを起こしTKO負けに。この敗北を如何に糧とし、MMAファイターとしてどのように戦うか注目される。
【写真】愛知県安城市で生まれたゴイチ・ヤマウチのインタビューはコチラから(C)MMAPLANET
注目度の高さでいえば、サウル・アルメイダと対戦するゴイチ・ヤマウチだ。日系ブラジリアンで20歳、MMAキャリアは15勝1敗で9月にベラトール・デビューを果たした。この時もオモプラッタからトップを取り、腕を固めたままでバックに回りこみRNCでキャリア13度目の一本勝ちを手にしている。同階級の世界王者ダニエル・ストラウスやトップコンテンダーのパトリシオ・フレイレと比較すると、線の細さは気になるヤマウチだが、一本を取る嗅覚は侮れないモノを持っている。2014年のトーナメント出場へ弾みをつけるアルメイダ戦としたいゴイチだ。
■ Bellator109主な対戦カード
<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
[挑戦者]ダグ・マーシャル(米国)
<ウェルター級T決勝戦/5分3R>
リック・ホーン(米国)
ロン・ケスラー(米国)
<ライト級T決勝戦/5分3R>
ウィル・ブルックス(米国)
タイガー・サルナフスキー(ロシア)
<ライト級/5分3R>
テリー・エティム(英国)
パトリック・ケノブル(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)
キース・ベル(米国)
<フェザー級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
サウル・アルメイダ(米国)
<ライト級/5分3R>
ブッバ・ジェンキンス(米国)
イアン・ラメル(米国)