【UFN31】急所二発からのトドメ一発が……クラウス無念
<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
Def.1R3分50秒 by TKO
ジェイムス・クラウス(米国)
左ジャブから右ローを放つクラウス。グリーンは前蹴りからロー、このローがクラウスの急所に当たり、試合が一中段する。再開後、すぐにクラウスは右ローを見せ、組みついてバックへ。向き合ったグリーンは、クラウスのパンチをヘッドムーブでかわす、クラウスは前蹴りを伸ばし、グリーンはローからハイへ。クラウスの飛びヒザをかわしたグリーンは、左ストレートをヒットする。引き続き巧みなヘッドムーブを見せるグリーンは右ボディストレートから、左ローを蹴り込む。左ボディストレートをヒットさせたクラウスだが、空振りが多いためかやや疲れが見える。と、ここで2度目のローブローを受けたクラウスがしゃがみこむ。
グリーンは1P の減点となり、試合が再開する。二段蹴りから前に出るグリーン、距離を取ったクラウスに左ローを放つと、この一撃が再び急所へ。腹這いになって倒れるクラウス、レフェリーのビッグジョン・マッカシーが即試合をストップ。ボディに当てたとアピールするグリーンだが、急所直撃というよりもカップの上部に当たっており、ベルトラインより下を蹴っていることは確か。
2度の急所蹴りでダメージを受けていたクラウスは、それこそボディを受けても急所に響いていたことだろうから、このカップへのローを厳しいモノだったに違いない。グリーンの反則負け――が然りのファイト、「君達は僕らを助けてくる。今夜は僕らが君達をサポートする」という言葉で場内空気がグリーン寄りになるなど、TKO負けのクラウスにとっては、気の毒なことこの上ないファイトとなった。