【WSOF06】急所にパンチでストリンガー、白星失う
<ライトヘビー級/5分3R>
フランシスコ・フランス(ブラジル)
Draw 0-0:28-28. 28-28. 28-28
ハンス・ストリンガー(オランダ)
フランスをケージに追い込んだストリンガーが、右ボディストレートから左ジャブ。フランスの左フックに合せて組みつくがテイクダウンには至らない。右のロングフックを放ったストリンガーが、右ローを蹴り込む。と、ストリンガーのローが急所を直撃し、フランスが悶絶する。背中を伸ばして、腹這いになり動けないフランス。暫くして正座からヒザ立ち、そして立ち上がる。
フランスはストリンガーの右ストレートに左を合せようとし、直後に組みついてバックに回る。胸を合わせたストリンガーは、体を入れ替えてハイクロッチからケージに押し込む。胸を合わせた両者、ストリンガーがパンチを入れ、そのままの状態で初回が終了した。
2R、またも急所蹴りで試合が中断するが、再開後にストリンガーがケージに押し込んでダーティボクシングならぬ、ダーティエルボーを見舞っていく。右を打ち込んだストリンガーだが、フランスも右を返す。一瞬動きが止ったストリンガーだが、首相撲からヒザでフランスを攻め込む。と、フランスの放った右でストリンガーがダウン。ガードを取るが、パスを許し、腕狙いを凌ぐもバックを許してしまう。
足はフックさせないが、頭部にパンチを受けたストリンガーは引き込み、パスを許す。ブリッジに合せてバックマウントを奪取したフランス。ストリンガーは上を向きなおすも、フランスがエルボーを連続で落す。左のパンチを顔面に受けて亀に戻ったストリンガーは、脇の下からのパンチでアゴを殴りつけらながら、なんとかラウンド終了まで持ちこたえた。
最終3R、ストリンガーが右ストレートを打ち込み、一瞬怯んだかのように見えたフランスが果敢に右フックを返す。ストリンガーは左ストレートから組みつき、ケージ際でクリンチしフランスを押し込む。体を入れ替えて押し込むフランスに、ストリンガーは急所にパンチを入れて、ついにペナルティで1Pを失う。
再開後、ストリンガーの連打に距離を取りなおすフランスだが、左ミドルを受ける。ストリンガーは再びミドルを入れると、組んでケージに押し込むという手段を選択する。しかし、フランスが体を入れ替えて、時間だけが過ぎてタイムアップを迎えてしまう。結果、ペナルティがきいたストリンガーは勝利を逃してしまい、ドローの裁定が下った。