【Bellator103】地元でアンブローズを圧倒、リッケルズが復活V
<ライト級/5分3R>
デヴィッド・リッケルズ(米国)
Def.3R2分37秒by TKO
JJ・アンブローズ(米国)
マイケル・チャンドラーの持つ世界王座挑戦に失敗し、地元で復帰戦に臨むケイブマン=リッケルズ。左ジャブを伸ばすアンブローズ、リッケルズは左ハイからロー、右フックを放っていく。頭がぶつかる様な近距離で打撃を繰り出す両者、まずはアンブローズがケージにリッケルズを押し込む。体を入れ替えたリッケルズは首相撲からヒザをボディに突き上げる。
再びリッケルズを押しこんだアンブローズは、執拗にダブルレッグダイブを狙う。リッケルズは距離を取り直すと、前蹴りから右ストレートを打ち込む。さらに首相撲からヒザを打ち込むと、アンブローズの体が沈む。テイクダウン狙いで、ダメージをごまかしたアンブローズだが、距離が離れるとリッケルズのヒザ蹴りが連続で火を噴く。懸命にフックで抵抗したアンブローズに組みついたリッケルズがテイクダウンに成功。インサイドからエルボー、バックから右フック、さらに両足をフックした後方からパンチを顔面に見舞っていく。
残り45秒、胸を合わせてトップを取り返したアンブローズは、そのまま試合を固めてラウンド終了を迎えた。2R、右ストレートをヒットさせたリッケルズが、1Rの勢いをキープしプレッシャーを与えて組みつく。首相撲からボディへのヒザ蹴りを受けながらシングルレッグに成功したアンブローズ、リッケル ズがクローズドガードで固めるとレフェリーがブレイクを命じる。
再開後、左ミドルを蹴り込んだリッケルズ。アンブローズの体が崩れパウンドを落すも、シングルでトップを許してしまう。すかさず得意の三角絞めに出たリッケルズだが、しっかりとセットアップできないまま足のフックを外される。リッケルズは蹴り上げから立ち上がり、スタンドに戻ると足払いのような蹴りでアンブローズを転がせる。再びシングルに出るアンブローズをがぶり、アナコンダを仕掛けたところで2Rが終わった。
最終回、ローから前蹴り、フックをリッケルズが打ち込むと、リッケルズはシングルからダブルへ移行してテイクダウンを奪取する。リッケルズは足を効かせ、蹴り上げからスタンドへ。直後に右ストレートを打ち込むと、アンブローズはダウンをするようにテイクダウンを仕掛ける。リッケルズはアンブローズの頭を三角の形で、両足で挟む。その態勢のまま脇腹にパンチを集中させるリッケルズ。成す術なくパンチを受け続けるアンブローズを見て、レフェリーが試合を止めた。直後にケージを飛び出し、地元のファンのなかに飛びこんだリッケルズは、「パンチを最初に入れたときに、このまま続ければ良いって分かった」と語った。