【UFN27】TD狙いのカンプマンに、コンディット逆転TKO勝ち
<ウェルター級/5分5R>
カーロス・コンディット(米国/2位)
Def.4R0分54秒 by TKO
マーティン・カンプマン(デンマーク/6位)
開始直後、シングルレッグに出たカンプマン。ケージにコンディットを押し込むと、ボディロックからテイクダウンを奪う。ヒザ十字狙いのコンディット、足を捌いたカンプマンがインサイドガードへ。パウンドを連打したカンプマンは、立ち上がり際にバックを許すと、そのままバックを取られる。背中に乗ろうとして、前方に落されたカンプマンは立ち上がり際にエルボーを受けるが、ここもケージにコンディットを押し込んでいく。
態勢を入れ替えながら、腰を取ったカンプマンが、2度目のテイクダウンに成功する。ケージを背にして立ち上がったコンディットは、ショートの連打を見せる。距離を取り直したカンプマンは、残り20秒でシングルレッグから引き倒し、3度目のテイクダウン。初回はコンディットがモノにした。
2R、左のローとハイ、右の関節蹴り、さらに左のサイドキックと間合いを取るコンディットが、カンプマンのシングルレッグを切る。フットワークを使いながら、アウトサイドにまわるコンディットが右ストレート、蹴りを見せる。執拗にシングルレッグで組みつくカンプマン、離れ際に右フックを放ち、さらに左ジャブを伸ばしていく。ワンツーからスリーまで見せたコンディットは組みつかれても、逆にバックを取る。カンプマンが胸を合わせると、距離を取ったコンディットがワンツーをヒット。カンプマンも右を返すが前に出るところで、右フックを顔面に被弾する。
パンチのスピードは上回るコンディットが、右ハイから左を打ち込むも、カンプマンも右を返す。1分を切り、ダブルでコンディットをドライブしたカンプマンだが、汗で滑ったかすっぽ抜け、逆にバックを許す。コンディットはすぐに打撃の間合いに戻ると、右ハイを繰り出し、最後もダブルを切って2Rを取り返した。
3R、組まれてスッと距離が取れるようになったコンディット。その離れ際にパンチを入れていく。と、左ジャブにシングルを合わせたカンプマンが、ケージにコンディットを詰めてテイクダウン。背中を譲らず立ち上がったコンディットは、体を入れ替えるとフックを放ちながら距離を取る。スーパーマンパンチで軽く右をタッチさせたコンディット、下がるカンプマンにワンツーを打ち込む。
このパンチを受けて、動きが緩慢になったカンプマンは、テイクダウン狙いも初回のような力強さは感じられない。ワンツーから左ハイ、さらにワンツーを打ち込むコンディット。カンプマンの前進に合せて、アッパー、下がりながら右フックを入れる。顔面が真っ赤に染まったカンプマンは、右ミドルを掴まれ右ストレートを被弾。左フックを受けたところで、後方に距離を取るも、ハイからフック、ヒザを2発受ける。
ノーアームチョークから、カンプマンの反応に合せてバックに回りこんだコンディット。残り20秒となり、マウントから足を取られるとスタンドに戻り、左ハイを放ったところでタイムアップへ。4R、疲労とダメージが心配なカンプマン、一度はテイクダウンを奪われかけたが、スタンドに戻ると左右の連打を浴びて、ケージ伝いに下がる一方に。何とか左右のフックを振り回したが、ここで力尽きたように左フックを打ち抜かれ、ボディを受けて動きが止ると、首相撲からヒザの連打についに腰から崩れ落ちる。ここでレフェリーが試合をストップし、コンディットが逆転のKO勝ちを決めた。