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【UFN18】UFCにWEC勢参戦、生き残り合戦の行方は?

2009.04.02

【写真】昨年8月の三浦広光戦以来の試合となったコンディットだが、注目のUFC初戦は“実力者”カンプマンの前に惜敗を喫した (C) ZUFFA

The Ultimate Fighterシーズン9の中継もスタートする4月1日(水・現地時間)、テネシー州ナッシュビルのソメット・センターでは、UFC Fight Night18『Condit vs Kampmann』が開催された。

軽量級に特化するため、“ズッファ・セカンドブランド”WECのウェルター級以上をUFCへと移管したことで、元WEC勢が大挙して参戦する同大会。そのメインイベントには、元WEC世界ウェルター級王者カーロス・コンディットが登場、UFCミドル級&ウェルター級戦線で5勝1敗の戦績を誇る“実力者”マーティン・カンプマンと激突した。


試合は3Rを戦い、白熱の好勝負に。最後まで勝負を諦めない両者のベストバウトは、序盤から隙あらば得意のギロチンを仕掛けていったカンプマンが、終盤ガードになる場面が目だったコンディットから2-1のスプリットで僅差の判定勝ち。セミファイナルでは、TUFシーズン8ライトヘビー級の覇者ライアン・ベイダーが、こちらも元WEC組=カーメロ・マレロを相手に、決め手こそ欠いたが再三テイクダウンを成功させ、TUF8優勝後初のUFC登場を判定勝利で飾った。

また、ライト級注目の一番となった、タイソン・グリフィン×ハファエル・ドスアンジョス戦は、激しい打撃戦の中でも、ドスアンジョスがアームロックやプロレス技=STFのようなレッグロッグ+チョークで勝機を作ったが、打撃、テイクダウンと3Rに渡って見事な組み立てを見せたタイ・グリが判定勝利を手にした。

さらに、TUFシーズン8ライト級ベスト4ながらも同シーズンのヒーローとなったジュリー・ブローウィングは、米SpikeTV中継のオープニングマッチに出場したが、コール・ミラーの前にギロチンチョークで完敗。勝ったミラーは、先日、交通事故で亡くなったTAPOUT共同オーナーのチャールズ・ルイスJrに追悼の言葉を贈った。

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