【UFN26】ブランダォンが白星掴むも、スタミナ不足露呈
<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 29-28
ダニエル・ピネダ(米国)
左から右を振るうピネダ。続く前進にブランダォンはひっかけるような右を合せようとする。ピネダのテイクダウン狙いを切ったブランダォンはハイから、右をヒットさせる。パンチを振るうピネダだが、動きがスローになり飛びヒザ、ハイキックの追撃を受ける。それでもピネダがフックを振るうとブランダォンは間合いを取り直す。
ローからフックを振り回すピネダに対し、ブランダォンは左ローから左フック。ブランダォンはさらに右を打ち込むも、ピネダが打ち返す。そこに右を入れ、ワンツーにつなげると、テイクダウン狙いのピネダが前方に崩れる。すぐにスタンドに戻ったピネダにテイクダウンを決めたブランダォンは、ケージ際でマウントを取る。ピネダが腰を押して、足を入れるとブランダォンはボディにヒザを入れてスタンドに戻った。
右エルボーを決めたピネダ。ブランダォンもフックを返し、サウスポーの構えでピネダの攻撃を遮断する。互いにスタミナが切れ始め、動きが粗くなって初回を戦い終えた。2R、ピネダの前進に右フックを入れ、直後にダブルレッグでテイクダウンに成功したブランダォン。ケージ際で立ち上がろうとしたピネダは、潰されると三角絞めへ。
これを察知したブラダォンが立ち上ると、続くローにダメージを受けた振りをして、ヒジを突き出したピネダ。笑顔を見せたピネダだが、直後にこのラウンド2度目のテイクダウンを許す。ブランダォンが右のパウンドを落し、ピネダはキムラ狙いからヒップスローでマウントを奪取する。エルボーを受け、疲労困憊のブランダォン。エルボーの連打を受け、頭が揺れる。必死にピネダの頭を引き寄せようとするブランダォンだったが、残り90秒、ハイマウントからピネダがパンチを連打する。背中を見せ、ハーフに戻したブランダォンは足を戻して足関節へ。
足を引抜いたピネダ、疲れ切ったブランダォンはクローズドガードで時間の経過を持つ状態に。そのまま2Rが終り、ピネダが取り返した。最終回、動きが鈍いブランダォン。それでもダブルレッグでテイクダウンに成功し、エルボーを落す。鉄槌とパンチを落し、立ち上がったブランダォンは、ここでもダブルレッグでテイクダウンへ。勝負のラウンドで、しっかりとスコアリングに成功したブランダォンは、ピネダを比較的に簡単にスタンドに戻させる。
ピネダのテイクダウン狙いをスプロールし、すぐに立ち上がることができないほど疲れたブランダォンだが、それでもダブルレッグでテイクダウンを奪う。バックを譲りながら立ち上がったピネダが、エルボーからキムラへ。ロールしながら胸を合わせたピネダ、両者がスタンドに戻るとスーパーマンパンチを決める。残り90秒、このラウンドだけでも4度目のテイクダウンに成功したブランダォンが抑え込むも、動きがないとレフェリーがブレイクを命じる。
後回し蹴りを2発空振りに、パンチを受けてよろけるピネダ。ピネダは左フックからテイクダウンに出るが、もう残り時間は20秒を切っている。残り10秒、粗いパンチの打ち合いから左ハイを見せたブランダォン。アグレッシブかつ、疲れても勝負を諦めない姿勢を貫き判定勝ちを手にしたブランダォンだが、そのスタミナ不足はトップ戦線入りの足枷となりそうだ。