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【Bellator100】マチュー・リデル、LFC解説者もベラトール初陣へ

2013.07.27

Matthew Riddle

【写真】実力が劣ってのリリースでないだけに、マチュー・リデルのパフォーマンスによってベラトール・ファイター達の実力を測ることができるシーズン9ウェルター級トーナメントだ(C)GONGKAKUTOGI

26日(金・現地時間)にBellator MMA より、シーズン9・第3週、そして区切りのイベントとなるBellator 100でシーズン8ウェルター級T決勝戦、ベン・サンダース×ドゥグラス・リマ戦が行われることが正式発表された。9月20日(金・同)にアリゾナ州フェニックスのグランドキャニオン・ユニバーシティ・アリーナで開催される同大会では、シーズン9ウェルター級T準々決勝4試合も顔合わせが決定している。

リマの拳の骨折により、延期されていたシーズン8ウェルター級フィナーレは、サンダースにとって1年10ヵ月振りのリベンジ戦となる。両者はシーズン5ウェルター級T決勝で対戦し、リマが2RにKO勝ちを収めている。その後、シーズン6では準決勝敗退と落胆の時期を過ごしたサンダース。シーズン8でコッフィー・アジショー、ポール・アマヤを下し、リマと決勝を戦う権利を手にした。サンダースを下し、王座挑戦を果たしたリマも世界戦では王者ベン・アスクレンに完封負け、ミハイル・タラソフ、ブライアン・ベイカーから2試合連続TKO勝ちを収め、アスクレンへのリベンジの権利を手にするためのサンダース戦に駒を進めてきた。

柔術+打撃から、ケージレスリングを徹底して鍛えたリマ、鋭いヒザ蹴りを含めた打撃に強味を発揮するも、ガードワークに走りがちなサンダース。両者の再戦は、サンダースがテイクダウンやスクランブルの攻防で、どれだけ進歩が見られるのかが勝敗を分ける要因となりそうだ。

シーズン9ウェルター級Tはウォーマシーン×ボーン・アンダーソン、マチュー・リデル×セルジオ・ジュニオール、ブレント・ウィードマン×ジャスティン・ベースマン、マーク・スキャンロン×ハーマン・テラドの4試合で、新鮮な顔ぶれが揃った。トーナメント経験者はシーズン5&6&8のウィードマンのみ。シーズン6ではライト級で準優勝しているが、ウェルター級ではシーズン5が初戦敗退、シーズン8では準決勝進出を決めたものの負傷で戦線離脱を余儀なくされた。

この他のメンバーでは、6月のサマーシーズン開幕戦で待望のベラトール初陣を飾ったウォーマシーンと、ブラジルのRFT(ヘナヴァソン・ファイトチーム)所属のジュニオール以外のメンバーはベラトール自体、初お目見えとなる。注目は何といっても元UFCファイターのリデルだろう。TUFシーズン7出身で、これまで全試合がUFCで重ねてきたモノ。そのUFC戦績は7勝3敗だが、2つの勝利がマリファナ使用で取り消され、ついにはリリースされてしまった。ケージの中での強さは疑いようがないリデルが、TV中継局としては古巣といって良いSpike再登場で復活を賭す。

Vaughn Andersonリデルがメジャー系の新顔注目株なら、ベースマン&テラドが米国、スキャンロンが英国の叩き上げ組だ。特にテラドはサンディエゴのアンディスピューティッド所属で、蹴りも強く頭一つ抜けた存在か。一風変わったキャリアの持ち主が、カナダ人ながら初めて北米でのファイトとなるアンダーソンだ。16勝1敗のキャリアのほとんどを台湾、中国で過ごしてきた。

【写真】昨年5月に豪州でヤン・ヘジュンを破って以来の実戦がベラトールのトーナメントとなるボーン・アンダーソン。4月にはマレーシアで行われたLFCのAXN中継の解説者をしていた。マンダリンを完璧に話す(C)MMAPLANET

グラップリング能力の高さを買われ、中国・北京のCTTやタイのウドンタニーにあるレガシージムで組技の指導を行ってきた彼は、レジェンドFCの解説者として、中国&東南アジアで顔が知られている。ウォーマシーンは決して楽な相手ではないが、その理論派振りをケージの中でも発揮してもらいたいところだ。

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