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【Invicta FC06】反則のヒザ蹴り受けた浜崎、結果は完敗……

<女子ストロー級/5分3 R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)
Def.3R3分58秒by TKO
浜崎朱加(日本)

サウスポーの浜崎がまず左ストレートを伸ばす。ダブルレッグを切ったガデーリャをケージに押し込む浜崎。右ワキを差し上げるが、押し返されケージを背にする。すぐに体をいれかえた浜崎だが、テイクダウンを取ったのはガデーリャ。ハーフからパウンドを落し、ノヴァウニオン・スペシャル、肩固めを狙う。細かいボディへのパウンドから、浜崎のブリッジにはやはり肩固めを合せようとするガデーリャ。浜崎も察知して左手を伸ばすが、その左手首を取られる。

ダメージの残る攻撃こそ受けないが、立ち上がることができない浜崎、残り1分を切る。右ワキを差した浜崎が体を起こそうとすると、パウンドに出たガデーリャは、尻餅をついてグランド状態の浜崎の顔面にヒザ蹴りを見舞う。すぐにレフェリーがブレイクを与えるが、同時に初回が終了し、インターバルに。明らかな反則攻撃にもコーナーで笑顔を浮かべる浜崎、ここは5分のインターバルを行使したいところだ。

2R、素早い浜崎のダブルレッグにもテイクダウンを許さないガデーリャは、逆に足を掛けて浜崎を倒すと、すぐにパス。ニーインザベリーには体を反応させた浜崎だが、やはりヒザ蹴りのダメージが残っているか……。サイドからボディにパンチを入れるガデーリャの抑え込みが続く、浜崎のリバーサル狙いも、トップをキープしたガデーリャ。足を戻した浜崎の顔面にパウンドを入れる。

残り2分を切り、ガデーリャのトップ支配が続く。レッグドラッグの状態で、腰が切れない浜崎。足を戻そうとするが、マウントを奪われてしまう。重いパンチを落すガデーリャ、エビを使う浜崎に肩固めを仕掛ける。厳しい状態が続く浜崎だが、ラウンド終了まで耐えきった。

最終回、左を振るいバックに回ったガデーリャが、そのままグラウンドへ、胸を合わされないように襷掛けのまま絞めを狙うが、浜崎は正対することに成功する。勢いのあるパウンドを落す浜崎が、脇を差して潜るガデーリャに、トップを取られる。背中を預ける浜崎、腕を取って脇に頭を入れていくも、背中を伸ばされ鉄槌を頭部に受ける。

正面を向いてマウントの戻した浜崎だが、ガデーリャが腕を固める。左右の荒いパウンドを落すガデーリャ、嫌な音が場内に響き渡る。と、背中を向け体が伸びた浜崎の動きが止る。続いてガデーリャがパウンドを連打、ここでレフェリーが試合を止めてガデーリャのTKO勝ちが決まった。初回の反則のダメージがどこまで残っているか不明だが、やはり5分間のインターバルを浜崎に与えてほしかった――「If」がという言葉が残る、敗者には無念の敗北となってしまった。

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