【UFC FX08】ナタウ、動き落ちたセフェリーノに判定勝利
<ミドル級/5分3R>
ハファエル・ナタウ(ブラジル)
Def.3-0: 30-27, 29-28, 29-28
ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)
いきなり右ストレートを伸ばし、左ハイを見せたセフェリーノ。さらに右を投てき競技のように体を伸ばして放っていく。ナタウは距離が合わないまま、左右のフックを受けてケージ際に後退する。と、ナタウは距離を詰めて組みつくが、後方への投げ狙いをセフェリーノに潰されてトップを奪われそうになる。
セフェリーノはヒールを仕掛けると、50/50ガード状態で両者がグラウンドで動けなくなる。この間、足関節を続けるセフェリーノに対し、ナタウは腕に踵を落すぐらいしか反撃ができない。50/50らしく、互いに起き上がろうとしてもシーソーのように上半身しか体を起こすことができない。互いにアキレス腱固めの形に入るも、ここでレフェリーがブレイクを要請。残り20秒、そのまま大きな動きはないまま初回が終了した。
2R、左フックから右ストレートを伸ばしたセフェリーノが腰をコントロールしてテイクダウンを奪うが、ナタウはすぐに立ち上がる。打撃の間合いになるとセフェリーノはアウトサイドに回りひっかけるような左フックを繰り出す。動きが落ちたセフェリーノは、踏み込みが甘いパンチ、そして遠い距離から組みつこうとするがナタウは簡単に防ぎ、低い姿勢で組みつこうとするセフェリーノに蹴りから、がぶっていく。
立ち上ってローを蹴り込むナタウに対し、セフェリーノはレフェリーの要請を受けるまで立ち上がらず、疲れが明らかだ。それでもナタウの右に、右を返したセフェリーノだが、初回と違い攻撃が単発で、疲れは明らかだ。後ろ回し蹴りの失敗から引き込んだセフェリーノに、ナタウは跳びこんで寝技に付き合う。ハーフから鉄槌、エルボーを落したナタウがポイントを戻した。
3R、動きが戻らないセフェリーノに対し、組んでバックに回ったナタウはパンチをまとめて距離を取る。ナタウも動きが落ちたが、構えを変えて圧力をかけていくと残り半分でテイクダウンに成功する。頭を引き寄せて防御に徹するしかないセフェリーノに対し、ボディへの細かいパンチと頭部へのパンチを続けるナタウ。パスに成功し、サイドに回るとそこからマウントへ。背中を見せたセフェリーノに思い切りパンチを落し、マウントではヒジを落したナタウは、そのまま残り10秒パンチを落しながらラウンドを終えた。裁定は3-0でナタウが手にした。