【Bellator 96】2013年夏の陣、第一弾はライト級世界戦とLH級T
【写真】1月の初防衛戦ではリック・ホーンを相手に圧倒的な強さを見せつけたBelaltor世界ライト級王者マイケル・チャンドラー。一躍Spike TV Bellatorの顔となった(C)GONGKAKUTOGI
1日(水・現地時間)、Belaltorより6月19日(木・同)にオクラホマ州タッカービルのウィンスター・ワールドカジノで2013 Summer Seriesの第一弾の開催+メインカードが正式発表された。
12週間の間、1週のブレイクを挟み毎週木曜日に行われるベラトールのイベント・フォーマットにあって、今年で3度目の開催を迎えるサマーシーズンのみ、月一開催を3カ月続けるという得意な開催方法が選択されている。これまでは3カ月=3大会で完結する8人トーナメントが組まれてきたが、今年からは3階級4人トーナメント戦が行われることとなった。
8人とトーナメントの優勝者と、4人トーナメントでは公平性が失われた感もあるが、それだけ注目され、かつ実力者を集めることになるのだろう。2013年夏の陣はバンタム級、ライトヘビー級とヘビー級のトーナメントがとり行われ、同大会ではライトヘビー級T準決勝2試合がメインカードに組み込まれている。
その2試合がキング・モー×セス・ペトルゼリ、ヘナート・ババル×ジェイコブ・ノイ戦。つまりは鳴物入りでシーズン8ライトヘビー級Tに出場しながら、決勝進出を果たせなかったキング・モーとババルに再度、チャンスが回ってきたことになる。キング・モーの対戦相手ペトルゼリは、シーズン8T初戦でババルの対戦相手となるノイに敗れている。
そのノイは、準決勝でミハイル・ザイーツに敗れ、ババルもまた初戦でザイーツに敗れている。両者を破り決勝進出を果たしたザイーツを決勝で下し、トーナメントを制したエマニュエル・ニュートンに準決勝で、まさかのTKO負けを喫したのがキング・モーだ。いわば完全にシーズン8出場勢の敗者復活戦となる今大会の4人トーナメントだ。
そんなトーナメント準決勝を従えるメインイベントはBellator世界ライト級選手権試合、王者マイケル・チャンドラーがシーズン7ライト級T優勝のデイブ・ジャンセンを相手に2度目の王座防衛戦を戦う。キャリア11連勝中、非UFCファイターのなかでずば抜けた潜在能力を認められているチャンドラーは、この試合に関し「ジャンセンのようなタフな相手とタイトル防衛戦を行うためにケージに再び戻ることができることを嬉しく思う。彼はタフさとスタミナの凄さを証明してきた。僕の作戦はいつもと変わりない。そして、この間に成長し、新しく身に付けたモノを駆使し、圧倒的な展開で試合を終われるところをファンに見せたい」と語っている。
一方のジャンセンは「マイクがケージの中でいるのが嫌になるぐらい、徹底的に痛めつけたい。僕のキャリアは本当に厳しいものだった。だからこそ、ケージのなかでより強くなることができる。25分間を使い、マイクに戦い深淵を見せてやろうと思う。ベラトールの世界王者になって、世界中が僕の存在を認めることになる。そんな最高の機会を手に入れることができた」とコメントを残している。
なお同シーズンで行なわれる他の2階級トーナメントの出場選手はまだ発表はない。4人と枠が減ってしまったバンタム級に中村アイアン浩士にチャンスは回ってくるのか日本のファンにとっては気になるところだ。
■Bellator MMA 96 発表対戦カード
<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]マイケル・チャンドラー(米国)
[挑戦者]デイブ・ジャンセン(日本)
<ライトヘビー級T準決勝/5分3R>
キング・モー(米国)
セス・ペトルゼリ(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
ヘナート・ババル(ブラジル)
ジェイコブ・ノイ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ウォー・マシーン(米国)
ブラス・アベナ(米国)