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【UFC157】ボディ有効、スタウトがスプリットでフォドーに勝利

2013.02.24

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト(米国)
Def.2-1:29-28, 28-29, 29-28
カロス・フォドー(米国)

開始早々組みついていったスタウト。ケージ際で体を入れ替えながら、両者が首相撲の応酬を見せる。右を伸ばし前に出るフォドー。ワンツーを返したスタウトから、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。スイッチからバックに回ったスタウト、胸を合せてケージを背にしたフォドーに右ヒジを入れる。距離を取ったスタウトは、パンチの応酬のなかでレスリングではなく、ムエタイの組みを仕掛けていく。

ケージにフォドーを押し込んだスタウトは、ここでボディロックへ。そしてインサイドトリップからテイクダウンを奪う。スタウトは左足を抜き、ハーフガードになるとスイープ狙いのフォドーからマウントを奪取。パンチを落しバックについたスタウトが、残り15秒で腕十字へ。お尻が完全についてしまい、ルーズになったためアームロックへ切り替えたところで初回が終了した、

2R、初回同様、組み合いのなかでフォドーの右がクリーンヒット。スタウトは距離を潰して胸を合わせ、息を整えると距離を取りなおす。左ボディを効果的に使うスタウト、右ハイも放つが、ショートレンジではスイッチするフォドーのパンチを被弾するシーンも。左フックをヒットしたスタウトは、引き続き左ボディフックを決めていく。サウスポーの構えから左を伸ばし、組みつくフォドーだが逆にケージに押し込まれてしまう。体を入れ替えたフォドーがシングルレッグで、スタウトに尻餅をつかせスイッチを仕掛けたところで2Rが終わった。

最終回、スタウトを崩しバックを伺うフォドー。スタウトはすぐに胸を合せるも、フォドーが首相撲からヒザ、さらにダブルレッグへ移行してテイクダウンを奪う。立ち上がったスタウトの腰をコントロールするフォドーだが、スタウトがスイッチから胸を合せ逆に押し込んでいく。

距離ができると右ジャブから左を打ち込んだフォドーが、首相撲とのコンビで手数が増していく。そうなると組んで胸を合せるスタウト。試合はそのままタイムアップとなり、終盤は打撃戦を避けたように見えたスタウトが、スプリット判定で勝利を手にした。

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