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【UFC FX06】ベルトラン、ケージへの押し込み多用でLH級初勝利

2012.12.15

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ベルトラン(米国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
イゴール・ポクライェク(クロアチア)

いきなりパンチを激しく交換した両者、フックを振るいワンツーを受けたベルトランが先に組みついていく。ケージにポクライェクを詰め、ボディを連打するベルトランはダーティボクシングでアッパーを打ち込む。さらに右ワキを差して、左で顔面を殴るベルトランは殴っては組みつき直すとうい展開で、試合をリードする。

右ヒザと右エルボーのコンビネーションを見せたベルトランが、ショートの連打でポクライェクを追い込み、すぐに押し込んでいく。続いてダーティボクシングでアッパーを連打すると、ポクライェクが前に出て来られないようケージに押し込む。

打撃と押し込む作業を繰り返すベルトランはボディへの連打とアッパーで押し込むも、ワキを潜ってバックに回ろうとしたポクライェクが、正面を向いてヒザ蹴りを入れる。残り10秒、足を止めての打ち合いは明らかに不利だったベルトランだが、策で1Rを手にした。

2R、フックに連打を返され、右を受けて頭を下げるベルトラン。ケージを背にしてパンチを交換すると、今度はポクライェクが組みついていく。オーバーフックでポクライェクを固定し、ヒザを見せるベルトランだが、ポクライェクは左右のエルボーを入れる。体を入れ替えたベルトランは、初回同様に打撃と押し込みを続けるのか。右ボディから右エルボーを入れたベルトラン、テイクダウンを奪うつもりはないケージ押し込みとストライキングを繰り返す。

と、ベルトランのボディがポクライェクの急所に当たり、試合は中断。ケージ中央で再開となる。頭を振って前に出るベルトランは、ダーティボクシングからのアッパーの連打で組みついてポクライェクをケージに押し込む。残り20秒、ケージにポクライェクを押し込んだ状態でこのラウンドも戦い切った。

最終回、ポクライェクはハイキックを見せて距離を詰めるも、ベルトランに体を入れ替えられてまたもケージに押し込まれてしまう。頭をはがして一度は態勢を入れ替えたポクライェクだが、ベルトランが巧みに体を入れ替える。ケージの使い方で試合リードするベルトランだが、右ストレートを受ける。右ストレートを連続でテンプルに受けたベルトランは、右フックを逆にヒットさせる。

打撃戦で勝ちきれないポクライェクは右ハイから左を伸ばすも、首相撲の態勢を取ったところでケージに押し込まれる。初回同様にショートと押し込みを繰り返すベルトランが、がぶってヒザ蹴りをポクライェクの頭部に連続で放つ。残り15秒、距離が出来ると思い切りパンチを振り回すポクライェクだが、ベルトランを捉えきることができずタイムアップに。

結果はフルマークでベルトランが判定勝ち、圧倒的不利の予想をアライアンスMMA所属らしく、新たなMMAの戦い方を示し、ライトヘビー級初勝利を手にした。

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