【PXC34】ガイ、ダスティン・キムラに一歩及ばすTKO負けに
【写真】比較的近距離で激しいパンチのやり取りをしたダスティン・キムラとガイ・デルモ。上下の内分けがあったキムラに凱歌が挙がった好勝負となった(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
ダスティン・キムラ(米国/ハワイ)
Def.3R4分44秒by TKO
ガイ・デルモ(米国)
低い姿勢から左ジャブを伸ばすガイはキムラの右足をキャッチして、腰をコントロールするとそのままテイクダウンに成功する。キムラのハイガードを潰し、パウンドを落すガイ。そのままパスに成功、上四方を取る。キムラはエビを使いながら、ガイの脇の下を押し込み、腰を抜いて立ち上がると、バックに回り込ませず間合いを取りなおすことに成功した。
試合はここからスタンディング・バトルへ。ガイの右ストレートとキムラの左ジャブが交錯し、ガイの右ローがキムラの軸足をぶらす。接近戦で右を打ち込んだキムラ、左ボディにガイが嫌そうな表情を浮かべる。ガイも左を伸ばし、流れを食い止めようとする。ラウンド終了間際には、激しいパンチの応酬も見られた。
【写真】先にテイクダウンを奪ったガイ・デルモだが、その後は打撃の応酬に終始し、終了間際以外は組みつきに行くことはなかった(C)MMAPLANET
セコンドのマックス・ハロウェイに「左を嫌がって、前に出られないんだからもっと積極的に攻めろ」という指示を送られたキムラは、左に左を合わされています。ローから左フック、右ストレートでガイが後方にのけ反る。さらにヒザの二段蹴りを見せたキムラ。ガイも左を伸ばすが、勢いでキムラが上回り始めたか。
最終回、両者は距離が狭まると近距離の打ち合いに。キムラはここでも左ボディを打ち込み、ガイの前進を止めに掛かる。キムラの左、ガイの右が交錯し、ローにはローという意地の張り合いも見られる。と、残り30秒を切り、キムラの左ボディを受けたガイが動きを止めて、突っ伏しそうになる、そこに右ストレートを顔面に打ちこんだキムラ。ガイはダブルレッグを仕掛けるも、切られて立ち上がられる。
先に立ち上がったキムラは、ガイの立ち上がり際に右アッパーを褪せてダウンを奪うと、背中を見せたところにパウンドを連打し、試合をフィニッシュさせた。