【WEC38】完成度高まるバレンシア、危なげなく判定勝ち
■第1試合 バンタム級/5分3R
チャーリー・バレンシア(米国)
Def.3R終了/判定
セス・ダイクン(米国)
【写真】豪快なリフトでテイクダウン&ポイントを奪ったバレンシア。蹴りも加わり、今後は要注意だ (C) MMAPLANET
グレコ&打撃が強く、ウェービングからのパンチ攻撃には定評があるバレンシア。この試合では、それらの得意分野に加え、蹴り技を使いこなすという進化を見せた。ダイクンも決して打ち負けることなく、反撃を試みるが、ここ一番でバレンシアの豪快なリフトでテイクダウン&ポイントを奪われてしまう。
2Rも同じようにバレンシアのペースで進み、ダイクンのスタミナが消耗を始める。迎えた最終ラウンド、左ミドルをきかせたバレンシアは、そのままテイクダウンに成功すると、マウントを奪取。試合は判定にもつれ込んだが、問題なくバレンシアがダイクンを下した。
「3Rまで長引くと思わなかった、くそッ!」と自らに合格点を出せなかったが、蹴りの加わったバレンシアには要注意が必要だ。