この星の格闘技を追いかける

【Glory04】江幡睦 「勿体ぶらず、一番強い相手を連れてきてほしい」

Ebata

【写真】江幡睦。弟・塁と共に双子キックボクサーとしての注目を集めつつ、新日本キックボクシング協会のフライ級王者にして、20戦17勝(12KO)2敗1分という実力者は、1991年1月生まれの21歳だ (C) WORLDKICKs

11日(木)、12月2日(日)幕張メッセで行われるGLORY 4 TOKYOで、Pre ROAD to GLORYが開催されることが発表された。出場が決まった唯一の軽量級ファイターである江幡睦。外国人ヘビー級ファイターが集まるGLORYにおいて江幡は「GLORYの軽量級を自分が引っ張る」と宣言した。

『世界のトップキックボクサーの90パーセントと契約した』と豪語するGlory Sports Internationalと日本大会を共催するG-Entertainmentの提供による、GLORY Fighterインタビュー=江幡睦編。

――今回GLORYからオファーを受けて率直にどういった心境でしたか。

「この階級(53キロ)で大きな大会から声をかけてもらえることは少ないので、すごくうれしかったですね。世界中には軽量級でも強い選手はたくさんいると思うので、そういう選手たちを呼んでもらって、この階級を盛り上げたいと思いました」

――江端選手は新日本キックボクシング協会の所属選手ですが、チャンスがあれば他のイベントにも出場したいという気持ちはありますか。

「そうですね。特にGLORYのような大会であれば、チャンスをもらえれば出るつもりでした」

――GLORYの試合映像はご覧になったことは?

「見ました。大会規模が大きくてヘビー級が中心のイベントなので、純粋に『凄い大会だな』と思って見ていました。ただ自分もその中に混じって試合をすることになったので、自分がGLORYで活躍して、この階級を今以上に盛り上げたいと思います」

――GLORYでは初めて53キロで試合をする選手になると思うのですが、ご自身でGLORYの軽量級を引っ張っていきたいという気持ちはありますか。

「それはすごく思っています。この階級の選手がいつも思っていたのは『もっと上の階級だったら、大きい舞台があるのにな』ということなんです。そこで僕がGLORYの軽量級に最初に出させてもらえるのは本当に光栄だと思うし、自分がGLORYの軽量級を引っ張る存在にならなきゃなと思います」

――今大会ではセーム・シュルト、ピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナといったヘビー級選手たちが出場します。その中で江端選手は軽量級の何をアピールしたいですか。

「スピードはもちろん、力強さも見てもらいたいですね。軽量級はパワーがないと思われがちですが、そんなことは決してありません。『軽量級だから迫力がない』ではなくて『軽量級なのにすごい試合をする』と周りに思わせたいです」

――こうして話をしていると、試合を楽しみにしていることが伝わってきます。

「僕は普段から試合をするのが、楽しみなんですよ。今回は今まで自分を見たことがない人、たくさんの人の前で試合が出来るので、いつも以上に楽しみです。普段の自分が後楽園ホールでやっている試合を出来れば、幕張のお客さんを楽しませる自信もあります」

――GLORYはヒジ&首相撲なしのルールですが、それについてはいかがでしょう。

「気にしていないですね。最近の試合はヒジで倒しているイメージが強いかもしれませんが、もともとヒジや首相撲に頼って戦っているわけではないので、GLORYのルールでも自分の持ち味が発揮できると思います」

――今大会ではどういった相手と戦いたいと思っていますか。

「特に戦いたい相手はいませんが、とにかくこの階級のトップの選手とやりたいです。もったいぶらずに一番強い相手をぶつけて欲しいです」

――今後は新日本キックで打倒ムエタイを目指しつつ、GLORYで戦っていくことになりそうですか。

「そうですね。GLORYでもムエタイでも、どちらでもトップを目指していくつもりです。ルールや舞台に関わらず、僕がこの階級を盛り上げます!」

PR
PR

Movie