【WSOF14】ストライカーからシュートボクサーへ。ホロデッキー、付け入る隙を与えずフルマーク勝利
<フェザー級/5分3R>
クリス・ホロデッキー(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ルイス・ヒューイット(カナダ)
キャリア6勝1敗5つの一本勝ちというレコードを引っさげWSOFデビューを迎えたヒューイットが、IFL、WEC、Bellatorと渡り歩いてきたホロデッキーと対戦。サウスポーに構えたヒューイットに右ミドルを入れるホロデッキーは、オーソに戻しても構わす右ローからワンツーを打ち込む。地元のファンの声援を受けるヒューイットは前蹴りから組み付くがテイクダウンはできない。なかなか距離を詰めることができないヒューイットに対し、ホロデッキーが逆に右フックから組み付いてテイクダウンに成功する。
三角狙いのヒューイットは続いて蹴り上げを見せるが、ホロデッキーはガードの中に飛び込みトップをキープする。左エルボーを落とすホロデッキーに対し、ヒューイットは頭を抱えて距離を潰す。残り25秒、ホロデッキーが上体を起こすとヒューイットは立ち上がって逃げようとしたが、バックを取られそうになりガードに落ち着く。ここで初回が終了した。
2R、ヒューイットの前蹴りを捌いて右ミドルから組みにいったホロデッキー。ヒューイットはがぶって距離を取り直すとワンツーから左ジャブを伸ばす。続く右ミドルをキャッチしたホロデッキーが組んでドライブし、ケージにヒューイットを押し込む。ケージ際を移動し距離を取り直したヒューイットに右ストレートを伸ばすホロデッキーだが当たりは浅い。続く右ローでバランスを崩したヒューイットはここでもガードを取る。残り30秒でレフェリーのブレイクが掛かり、試合はスタンドに戻るもヒューイットは飛びヒザを狙いバランスを崩し、ここでもクローズドガードを取るはめに陥った。
最終回、ヒューイットの左ミドルに左フックを合わせたホロデッキー。ダブルレッグでテイクダウンを奪い確実にスコアを稼いでいく。ホロデッキーはパスを狙いつつ左のパンチを落とす。ハーフで固めるしかできないヒューイット、ここはレフェリーがすぐにストップを掛ける。しかし、打撃で劣るヒューイットはスタンドに戻っても局面を変えることはできない。ホロデッキーは左ミドルを掴んで左ストレート、そのままケージにヒューイットを押し込み、体を入れ替えてきたところでボディロックの状態からテイクダウン。ストライカーからシュートボクサーへ成長を見せたホロデッキーは、残り1分でスタンドに戻されても意に介せず、右ストレートを打ち込む。足を滑らせ手をマットについたホロデッキーだったが、すぐに持ち直してハイキックを見せるなど付け入る隙を与えず戦い切り、フルマークの判定勝ちを収めた。