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【It’s Showtime】微妙なドロー判定、ルイバル延長戦拒みTKO負け

2012.07.22

<85キロ級/3分3R>
アミール・ゼヤダ(オランダ)
Def.3R終了時 TKO
モイセス・ルイバル(スペイン)

※その後、ルイバルが3R終了の時点で判定勝ちと裁定が覆った

試合はゼヤダのパワフルな左ミドルでスタート。ルイバルがワンツーから、ロー、さらにワンツーを打ち込む。と、飛び込みながら放ったルイバルの右ストレートでゼヤダが尻餅をつく。カウントを取らなかったレフェリー、ゼヤダは強引に前に出てミドルを見せる。

ルイバルは右ストレートから、左右のフックを打ち込んでスッと距離を取る。ゼヤダに追い込まれないよう戦うルイバルは、再び遠い距離から右を見せるがこれは空振りに。逆にゼヤダが左ミドルから、右ヒザを放っていく。ルイバルの左ボディ、ゼヤダがヒザを返し1Rがタイムアップ。体格で劣るルイバルが1Rを制した。

2R、ザヤダは再び左ミドルから、ガードを固め前に出る。左ハイキックでルイバルの前進を止めたゼヤダだが、ローブ際で右フックを受ける。ロープを背にしてもローから前に出たゼヤダは、左フックからヒザ、続く左フックは空振りしバランスを崩す。

ゼヤダの勢いが増してくると、ルイバルはスピニングバックフィストの反則を犯す。プレッシャーを掛けるゼヤダは、右ミドルから左フック、ヒザと攻め込む。ここでルイバルもボディからフックの連打、蹴りに右を合わせていく。左ジャブでルイバルの前進を止めたゼヤダが、ローを打ち込む。直後にルイバルは左右のフックでゼヤダの動きを止め2Rが終了した。

最終回、ゼヤダの左に右フックを合せようとするルイバル。ゼヤダは左ミドル、右ローを放つ。前に出たルイバルは左右のフックをヒットさせ、ゼヤダはヒザ蹴りで反撃に移る。距離を取り直したルイバルが、左のフックからボディフック、さらに右フックと攻勢に。

ゼヤダも前に出てヒザを蹴り上げると、ルイバルの動きもガクッと落ちる。残り1分、ゼヤダが右フックから左ストレートをヒットさせ、右ローを蹴り込む。完全に動きが落ちたルイバルは、ヒザ蹴りにクリンチへ。レフェリーに分けられると、ローを受けてからルイバルは組みついて姿勢を崩すが、しっかりと時間稼ぎをしてタイムアップまで戦い切った

結果、ジャッジの裁定はドローに。スペインのファンは口笛で非難、ルイバルは試合続行不可能と言い渡し、微妙な裁定の結果ゼヤダが3R終了時TKO勝ちという結果を得た。

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