【UFC148】史上最大の遺恨対決はアンデウソンがソネンを返り討ち
<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ(ブラジル)
Def.2R1分55秒 by TKO
[挑戦者]チェール・ソネン(米国)
いきなり左を見せたアンデウソンに組みつき、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったソネン。アンデウソンはクローズドガードから、腕をカンヌキに抱える。エルボーから、足を一本抜きにかかるソネンのパス狙いが続く。ハーフから腕を取ったソネンは、掌でアンデウソンの頭部を殴る。アンデウソンは両手で頭の後ろをクラッチし、ソネンの頭を引き寄せる。掌底を続けるソネン、クラッチが解けると足を抜きにかかる。
体を起こして左のエルボーを落としたソネンは、右のパンチを連打する。自らの左手で、左足を掴み手前に寄せたソネンは、右のエルボーを側頭部に打ち込む。残り50秒でマウントを奪ったソネンが、肩パンチを入れる。続いて右エルボーを落としたソネンは、1R終了までマウントをキープし、まずは先制した。
2R、すぐに組みついたソネン。アンデウソンは足を一本抱えるが、腰を引いたソネンがヒザを突きあげていく。ダブルレッグに移行したソネン、アンデウソンは左ワキを差し、距離ができるとパンチを伸ばす。アンデウソンの蹴りに組みついたソネンだが、テイクダウンを奪えない。続くダブルレッグも切られたソネンは、スピニングバックエルボーを空振り。
そのまま姿勢を崩すと、座ったままのソネンにアンデウソンのヒザが胸元に決まる。パウンドで追い打ちを掛けたアンデウソンに対し、ソネンは頭を抱えたままでパンチを受け続ける。一度は立ち上がったソネンだが、右を放ったところでアッパーを受け、再びキャンバスに崩れ落ちる。そこにアンデウソンがパウンドを入れていく。
動きが止ったソネンを見て、レフェリーが試合をストップ。因縁という言葉では済まない、両者の対戦は、呆気なく感じるほどの結末で、アンデウソンに凱歌が挙がった。