【Award】2012年上半期ベストファイト=UFC 第1位
【写真】日本の格闘技界が再び熱くなった。そんな至福の時を、一般的には無名といっていい2人の立役者は、高度に成長した技術戦を、迫力ある攻防をとしてファンに訴えた。
2012年上半期MMAPLANET AWARD第16弾。43大会、331試合のレポートから選ばれたUFCイベントのベストファイトは、日本の格闘技界を再び熱くしてくれた、あの一戦です。
Photo by GONGKAKUTOGI
<ベストファイトUFC第1位>
2月26日at UFC144
UFC世界ライト級選手権試合/5分5R
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
Def.判定3-0:49-46, 49-46, 48-47
フランク・エドガー(米国)
さいたまスーパーアリーナに集まった2万人のファンが熱狂した試合もまた、高度に進化したMMAマッチだった。常に動きを止めず、フェイントの連続から打撃とテイクダウンを狙うエドガーに対し、ベン・ヘンは左ミドルで突破口を開いた。勝負の流れを決めたのは蹴り上げ――、オクタゴンで繰り広げられている攻防、技術的には理解ができなくても、十分過ぎるほど凄さが伝わってきた戦いだった。
ということで、MMAPLANET2012年上半期のベストファイトはUFC144のベンソン・ヘンダーソン×フランク・エドガーに。これから10数時間後には、下半期の激闘の火蓋がUFC148によって切って落とされる。