【Glory】ジマーマン何もできず。シュルトが世界ヘビー級王者に
<Glory世界ヘビー選手権試合/3分3R>
セーム・シュルト(オランダ)
Def.3R by TKO
エロール・ジマーマン(オランダ)
まず左ミドルを放っていったシュルトは、ハイ、ローと蹴り技で距離を測る。パンチを振るいながら前に出るジマーマンは、思い切り左、右を振るうが、コーナーでバランスを狂わせて倒れる。直後にローでもバランスを崩すジマーマンに、シュルトは左からヒザ、ショートフックを連打する
振りの大きな右を見せるジマーマンだが、シュルトは右を受けてなお、前に出てヒザからパンチを蹴り込む。嫌がった表情を浮かべたジマーマンは、左から右を受けてロープ際に下がる。ラウンド終了まで大振りが目立ったジマーマン。シュルトがラウンドを制した。
2R、ローの応酬でコーナーにジマーマンを詰めたシュルトが、ショートフックの連打を見せる。ジャブでジマーマンを寄せ付けないシュルトは、ジマーマンの踏み込みにパンチを合わせていく。右ストレートから左を打ち込むシュルト。ジマーマンも右を打ちこんで、左を見せる。体を入れ替えたシュルトは、左から右を伸ばし、ガードの上から左ハイを蹴り込む。
右ヒザを突き上げたシュルトは前に出てくるジマーマンを押し倒す。体の軸がないかのように、簡単にバランスを崩すジマーマンは、シュルトの左ジャブと蹴りの前に大振りのパンチを振り回すのが精いっぱいだ。
最終回、乱打戦を展開しようとするジマーマンに対し、シュルトは前蹴りや右ストレートで動きを止める。背中を見せるシーンもあるジマーマンが、ハイで態勢を崩すとレフェリーがスタンディングダウンを命じる。前に出ると左を受け、動きを止められてしまうジマーマンは成す術なくパンチや蹴りを被弾するようになる。
シュルトの左ジャブから前蹴りを受けて、ジマーマンがしゃがみ込むと、ついにコーナーからタオルが投入され、シュルトがGlory世界ヘビー級王座を獲得した。「K-1が厳しい状況で、K-1のタイトルを取りに行くことができない。このベルトを防衛していく」と新世界王者は今後の抱負を語った。