【TPF13】力みのない寝技、ジョー・ソトがチャド・ジョージをRNCで破る
<バンタム級/5分3R>
ジョー・ソト(米国)
Def.2R2分01秒 by リアネイキドチョーク
チャド・ジョージ(米国)
サウスポーのジョージは、右を逃しつつ距離をはかる。ソトも軽く組みつく動作を見せたが、すぐに距離を取り直す。左インサイドローを見せたジョージに、ソトはシングルレッグでテイクダウンを奪う。バタフライカードを取ったジョージから、足を一本抜いたソト。立ち上がろうとしたジョージを制して、トップをキープする。インサイドガードから細かいパウンドを落とすソトに、ジョージはキムラを狙う。
腕を抜いたソトのパウンドに、ジョージがシングルへ。これは潰されるも、体を入れ替えバックに回ると、ジョージは自ら距離を取る。ソトのテイクダウン狙いを冷静に見切ったジョージは、続くハイキックもブロックする。スーパーマンパンチで前に出たジョージに、スッとバックステップで距離を置いたソトが、再び踏み込んでハイキックを放っていく。
左右へのステッピングから前に出てストレートを打ち込むジョージだが、ここで再びテイクダウンを奪ったソトがバックに回り込む。残り30秒、前転したジョージだがソトはしっかりと足をフックして、リアネイキドチョークへ。ソトの手首をコントロールして、喉に腕を滑り込ませなかったジョージ。ここで1Rがタイムアップに。
2R、右ローから前に出るソトに、左を伸ばすジョージは、組みついてきたところでハイキックを見せる。それでも前に出て、テイクダウンを決めたソトはバックに回り込んで、バックマウントへ。パンチを入れながら、リアネイキドチョークの機会を伺うソトに対し、ジョージは頭をずらして胸を合わせる機会をうかがう。
残り3分、一瞬、マウントへ移行するような体重移動に、ジョージが呼応すると、その刹那ソトがリアネイキドチョークの形へ。相手の反応を見て、力むことなく仕掛けたチョークに、ジョージはタップするしか、ここから逃れる術はなかった。
「ジョージはテクニカルなファイター、プッシュし続けて極めることができた」とコメントを残したソトは、ベラトールとの契約が続いていることに触れられたが、今後についてはマネージャーと話し合うと返答した。