【UFC FOX12】手数減らしたペルペトゥオ、ミーンズに下る
<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
修斗世界ミドル級(※76キロ)王者からUFC入りし、2戦目で初勝利を目指すペルペトゥオ。いきなり右フックから前に出て左フックを連続で入れたペルペトゥオだが、ミーンズが組んでテイクダウンへ。ペルペトゥオはすぐに立ち上がり、距離を取り直すと右ミドルを蹴り込んでいく。ミーンズも左ロー、右前蹴りを見せる。左から右を打ち込んだペルペトゥオ、ミーンズの首相撲に間合いを取りなおす。ミーンズはサウスポーから左を伸ばすが、ペルペトゥオが右フックからロー、テイクダウンを切って左フックを打ち込む。ワンツーで前に出て右ハイを放ったペルペトゥオが、エルボーを被弾すると笑顔を浮かべて、「来い、来い」と挑発する。
ペルペトゥオが後ろ回し蹴り、前に出るとミーンズがエルボーを入れ、左ハイを狙う。ミーンズの跳びヒザの着地にパンチを合わせたペルペトゥオは、パンチの交換のあとに右ミドルを決める。左を入れたペルペトゥオ、ここでミーンズの指が入り試合が中断する。再開後、頭が当たったとアピールするペルペトゥオだが、レフェリーは時間をおかない。それでもパンチで前に出たペルペトゥオが、右アッパーを入れてミーンズのテイクダウン狙いはカット、攻勢のまま初回を戦い終えた。
2R、ミーンズは右ローから右ハイ、構えをオーソからサウスポーに戻したところでペルペトゥオのパンチを被弾しそうになる。前蹴りで間合いを測るミーンズが、ペルペトゥオの脇を抜けながらパンチを狙うなど、リズムを変えようと試みる。構わず左右のフックで攻めようとするペルペトゥオが右ハイから後回り蹴り。ペルペトゥオが左フックから右をヒット、ミーンズも右ジャブから前蹴り、右フック。続く左ストレートでペルペトゥオが、後方に崩れ落ちそうになる。跳びヒザを続けたミーンズだが、これは当たらずペルペトゥオが距離を取る。この一発を機に、ミーンズの左右のパンチがペルペトゥオを捉えるシーンが増える。左ボディから右ストレート、さらに左をダブルで決めたミーンズはペルペトゥのテイクダウンを切る。指が入りそうだとアピールするペルペトゥオは、距離を詰めて左フック。ミーンズは蹴りで突き放す。ペルペトゥオが踏み込んで右を打ち込んだところで2Rが終了となった。
3R、ペルペトゥオが右ローを見せ、ミーンズが右から左を伸ばす。ペルペトゥオが距離を詰めて右ミドル、さらに右ローを入れる。ミーンズは右ハイを狙うも、これはペルペトゥオが簡単にかわす。両者、ややペースを落とした最終回、ペルペトゥオが右ローを入れる。右フックを打ちこんだペルペトゥオ、ミーンズは右ジャブを伸ばし、プレッシャーを与え続ける。ローを蹴っては距離を取るペルペトゥオは、2Rは落したが初回は取っているという計算か。
いずれにせよ、極端に手数が減っており、印象点を稼ぐためには両者積極的になる必要がある。右ストレートから前に出ていくペルペトゥオが、頭を叩きながら攻めて来いとアピール。残り30秒、ミーンズは右前蹴り、左ヒザ、ダブルレッグを見せたが決まらずタイムアップに。結果はジャッジ3者とも29-28でティム・ミーンズを支持した。