【UFN46】打撃散らしてTD、マッコールがピケットに快勝
<フライ級/5分3R>
イアン・マッコール(米国/3位)
Def.3-0:30-27, 30-27, 29-28
ブラッド・ピケット(英国/10位)
サイドに移動するマッコール、構えを変えてサウスポーから左ローを入れる。構わずパンチで迎え撃つピケットは、マッコールに惑わされないよう自分の動きをするよう心掛けているようだ。組んでケージにマッコールを押し込んだピケットだが、ヒザ蹴りが急所に当たっておりブレイクを命じられる。再開後、マッコールが引き続き左ローから左ストレートを打ち込む。テイクダウンの攻防は、スクランブルとなりヒザを突き上げ合う。目まぐるしい動きのなかマッコールが左から右をヒットさせた。
右が交錯し、続くピケットの左フックをマッコールが足を使ってかわす。続くピケットの左フックはまたも振りが大きい。残り90秒、ピケットが組みつくもマッコールは体を入れ替えて右ヒザをボディへ。ピケットはワンツーともに空振りに、しかしマッコールの前進に合わせようやく左ショートをヒットさせる。続く左フックも空振りしたピケット。パンチの精度はマッコールが上だった。
2R、跳びこんで左をヒットしたマッコール。続く前進でダブルレッグを決め、ピケットの起き上がり際にもパンチを決める。さらに両ワキを差してテイクダウンを決めたマッコールはマウントへ。ピケットは肩ブリッジから足を戻すも、すぐに起き上がることはできなった。ピケットは引き続きブリッジから小手を巻いて立ち上がると、マッコールも無理せず打撃の距離に戻る。左ストレートを決めたマッコールに対し、振りが大きいピケットのパンチはなかなか当たらない。
スクランブルの攻防から、左を放つピケット。スウェイでかわしたマッコールが左ミドルを入れる。続く左ミドルをキャッチし、ケージに押し込んだピケットだが、すぐに打撃の距離へ。と、今度はマッコールの左ローがピケットの股間を直撃する。インターバル後、試合が再開すると、ピケットの左フックからダブルレッグにマッコールがギロチンを合わせる。離れたピケットの左フックがヒットし、マッコールの手数が少なくなってくる。
スピニングバックフィストを空振りしたマッコールが尻餅をつくも、すぐに立ち上がる。そのまま2Rがタイムアップに。序盤のマッコールの2度のテイクダウン、後半のピケットの勢い、ジャッジはどちらのラウンドとするか。
最終回、マッコールの左ハイがピケットの顔面を掠める。続いて左ミドルを胸板に入れたマッコールは左へ回って、ピケットの右フックをかわす。ピケットは右を当てるも、マッコールにダメージはない。と、マッコールも左ミドルをまたも蹴り込む。組んでダブル、シングルとテイクダウンを狙うピケットだが、マッコールが距離を取る。左ジャブを入れたマッコール、ピケットが左フックを返す。
テイクダウンの攻防のなかで大きな投げを見せたピケット、同体で腹這いになり起き上がると、ケージ際でマッコールの右がヒットする。直後にダブルレッグを決めたマッコールは、ピケットのアームロックを防いで足を一本抜く。前転から巻き込んで立ち上がろうとしたピケットだったが、これをいなしたマッコールがパスからマウントへ。
足を何とか戻したピケットの体の上を駒のように回って逆サイドに足を一本抜いたマッコールはエルボーを連打。さらにレッグドラックの要領から反対側にパスを決め、パウンドを連続で打ち下ろす。ここでタイムアップに。最終回は間違内なくマッコールのモノに。1Rと3Rは間違いなくマッコール、2Rもテイクダウン2つを評価されてもおかしくない。結果は29-28が1人、30-27が2人でマッコールが判定勝ちを決めた。