【UFC175】カサレス健闘も、ユライアが一気にRNC極める
<バンタム級/5分3R>
ユライア・フェイバー(米国/2位)
Def.3R1分09秒by RNC
アレックス・カサレス(米国/11位)
プレリミ・メインというポジションの試合に登用されたユライアは、試合開始直後に組んでシングル、大内刈りとテイクダウンを仕掛ける。一度は体を入れ替えたカサレスだが、すぐにユライアが押し込み返し右ワキを差しあげていく。オクタゴン中央に移動し、ユライアのテイクダウン狙いを前転でかわしたカサレスだったが、駆け足で追いかけたユライアが立ち上ったところにパンチを入れてテイクダウンへ。
背中をマットにつけたカサレスは、クローズドガードを取るも左右のフィニッシュを落される展開に。残り90秒、ガードごと持ち上げたユライアがスラム。カサレスの三角絞めを潰して、強烈な左エルボーを落す。守り一辺倒のカサレスに対し、仕留めるという展開に持ち込めなかったがユライアが文句なしでラウンドを取った。
2R、ユライアの右フックを受けて下がるカサレスは、直後にテイクダウンを奪われる。リストを取って三角狙いから、胸を蹴り上げてスタンドに戻ったカサレスが左ハイを放つ。と、右アッパーから左ストレートをヒットさせる。ユライアもワンツーフックを入れ、ミドルをキャッチしインサイドトリップから、バックに回り込む。クラッチを剥がして胸を合わせたカサレスだったが、後方にテイクダウンを奪われる。カサレスは立ち上がり際にバックを許したものの、両足をフックされないように離れた。
残り2分、距離を取るユライアにカサレスのサイドキックが届く。続く組みの展開で、ユライアは払い腰からテイクダウン。すぐにスタンドに戻るも、ユライアが再びケージにカサレスを押し込む。首相撲からヒザを見せるカサレスは、大内刈りを耐えてスタンドをキープし、2Rを戦い抜いた。
最終回、カサレスのローをキャッチし、右のパンチを入れたユライアが、そのまま押し込んでテイクダウン。起き上がり、足に組んできたカサレスのバックに回りこむと、瞬く間にRNCをセットアップ。あっという間にタップを奪ったユライアは、アルファメールの新コーチ、マーティン・カンプマンとしっかりと抱き合い勝利を祝った。