【UFN42】バックマウントからヒールキック、タックが珍フィニッシュ
<ライト級/5分3R>
ジョン・タック(米国)
Def.3R2分47秒by ヒールキック
ジェイク・リンゼイ(米国)
試合はタックの右ロー2発でスタート。パンチから組みついたタックはボディロックからケージにリンゼイを押し込んでいく。首相撲からヒザをボディに入れるリンゼイ、タックが離れると左ジャブを伸ばし、右に繋げる。タックの右ストレートにボディへのヒザを蹴り上げたリンゼイだが、右を被弾し寝技に持ち込まれる。パウンドから腕を狙うタック、リンゼイはリバーサルからスタンドへ戻る。大きな振りの右から左を打ち込んだタックだが、既に口が開いている。
リンゼイは右ストレートから首相撲、ヒザとエルボーを放つもタックは両ワキを差してバックへ。タックは引き込むように背中をマットにつけたリンゼイの足を捌いてハーフへ。左のエルボーを落すタックだが、レフェリーが異様に早いブレイクを掛ける。スタンドに戻った直後にボディにヒザを受けたタックの動きが鈍る。ケージに押し込まれ細かいパンチを受けるタックは、シングルを切り体を入れかえる。最後は首相撲の状態を取りつつも、ボディにショートを受けながらラウンド終了を迎えた。
2R、タックは右をヒットさせるも、プレッシャーを与えるのはリンゼイの方で下がりながらのパンチが増える。懸命に右を振るうタックは、ボディを攻め込まれ苦しそうな表情を浮かべる。リンゼイも前に出るものの、パンチを被弾することが多く試合は互角の展開が続く。回りながら左ジャブを放つタック。リンゼイは右ストレートから左を狙い、そのままシングルレッグへ。タックはギロチンから首相撲、ヒザを顔面に2発突き上げる。残り2分、右ミドルを受けたタックは、続いて左ミドルと連続で腹への攻撃を受けてしまう。
距離を詰めたタックはボディコントロールからテイクダウンダウンに成功する。左足を抜いてハーフ、右足も抜いてパスするもリンゼイがハーフに戻す。リンゼイはバタフライガードからダブルアンダーフック、バックに回って立ち上がる。すぐに胸を合わせたタックは、リンゼイをケージに押し込み2Rを戦い終えた。
最終回、開始早々右ストレートをヒットしたタックがすぐにテイクダウンへ。ハーフからアームロック狙い、クルリと回ってバックを伺うと、これを嫌がったリンゼイが仰向けに。タックはマウントを奪取し、腕十字の態勢を作っていく。腰をずらして腕への攻撃を避けたリンゼイだが、バックを許しRNCを狙われる。起き上がって、回転するようにスラムを狙ったリンゼイ、タックはそのままバックマウントをキープする。そして、フックしている右足でレバーの辺りにカカトを落すとリンゼイがタップ。ガードポジションからのキドニーの辺りへのヒールキックは禁止されているMMAで、バックマウントからレバーへのヒールキックという非常に珍しいフィニッシュとなった。