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【Rayson Gracie Cup】井上祐弥×岡本裕士、2連戦の結果は??

2014.06.06

Rayson Gracie cup

【写真】トーナメント後に行われたヘイゾン・グレイシーのセミナー受講者たち(C)IF-PROJECT

5月25日(日)、東京都台東区・台東リバーサイドスポーツセンターにて行われたIF-PROJECT主催「Reyson Gracie Cup」。開会の挨拶でヘイゾンは「柔術発祥の血である日本に長年行きたいと思っていて、今回夢が実現して嬉しく思います。ミツヨ・マエダ(前田光世)が柔術をグレイシー一族に伝えてくれたものが、今や全世界に広まっています。日本は我々にとって第2の故郷です。昨日は観光もしました。選手の皆さんの検討をお祈りします」と物腰柔らかく選手にメッセージを送った。

Inoue【写真】岡本×井上、初戦はモダン柔術の井上岡本が10-4で岡本井上を下す (C)IF-PROJECT

今大会は世界柔術選手権直前という事もあり、黒帯選手は井上祐弥(パラエストラ上越)、岡本裕士(RJJ)の2名が出場したのみ。井上は2012年JBJJF全日本マスター&シニアマスター茶帯プルーマ級優勝などの実績を認められ、今年3月に黒帯に昇格したばかり。岡本は常に絞め、コムロックで一本勝ちを狙い続けるベテラン黒帯だ。普段はライトフェザー級を主戦場にする井上が、今回は岡本に合わせミドル級に上げたことで、階級&無差別と2連戦になった。
階級別では、井上のモダン柔術を体現する終始バックを狙い続ける動きで、岡本もやり辛さを顔に出す。しかし、岡本は下から極めを狙い続けながら体格差を活かしたスイープを決め続けポイント10-4で勝利。

そして無差別では引き込んだ岡本が早々にスイープ、井上選手がベリンボロで対抗。しかし、今回は3分過ぎに座り込んだ井上に岡本の小手絞りがガッチリ極まり、一本。岡本が黒帯の先輩として貫禄を見せつけた。

Okamoto【写真】岡本×井上、第2幕も岡本が勝利し連勝を果たした(C)IF-PROJECT

茶帯カテゴリーでは50歳以上のマスター5で試合が実現し、全日本マスターズ選手権にも出場の中嶋史雄(トライフォース新宿)が、無尽蔵ともいえるスタミナできっちり5分間攻め続けポイント勝ち。スイープが決まる度に会場から歓声が起こるほど、注目の的であった。アダルト茶帯では吉田享平(頂柔術)が階級別・無差別を制し2冠達成を果たした。

大会後に行われたマスター・ヘイゾンのセミナーには、試合にも出場した黒帯・井上祐弥など約30名が参加。最初にヘイゾンは「試合を観ていて、色帯選手たちの絞め方について気になった」と絞め技のレクチャーからセミナーを開始した。技を試す様子を一組一組周り、丁寧に指導するヘイゾン。絞めから派生する攻撃パターンも4種類、さらにグレイシー的なセルフディフェンス方まで、予定より1時間オーバーの3時間後に熱のこもった指導を終えた。

今大会&セミナーを主催したIF-PROJECTは、今後も可能な限り大物海外柔術家を招き、大会やセミナーを行う予定だという。

■Reyson Gracie Cup 結果

【アダルト白帯ライトフェザー級】
1位 堀江 恒平(トライプル新百合ヶ丘)
2位 杉山 隆(X-Treme柔術アカデミー海老名)

【アダルト青帯ルースター級】
1位 星野 雅俊(パラエストラ川崎)

【アダルト青帯ライトフェザー級】
1位 上田 直毅(パラエストラ東京)

【アダルト青帯フェザー級】
1位 村山 大介(マスタージャパン)

【アダルト青帯ライト級】
1位 原島 秀一郎(和術慧舟會HEARTS)

【アダルト紫帯ライトフェザー級】
1位 KONNO TAIJI(RB ACACEMY)

【アダルト紫帯フェザー級】
1位 山田 大聖(パイシャオン)

【アダルト紫帯ミドル級】
1位 中島 良介(リバーサルジム東京スタンドアウト)

【アダルト茶帯フェザー級】
1位 倉田 英一(パラエストラ上越)

【アダルト茶帯ミディアムヘビー級】
1位 吉田 享平(頂柔術)

【アダルト黒帯ミドル級】
1位 岡本 裕士(RJJ)

【マスター1白帯フェザー級】
1位 小境 健太郎(デラヒーバジャパン)

【マスター1白帯ミドル級】
1位 下田 豊(リバーサルジム新宿 Me,We)

【マスター1青帯ルースター級】
1位 松尾 行男(リバーサルジム新宿 Me,We)

【マスター1青帯ライトフェザー級】
1位 盛岡 優(ロータス世田谷)
2位 中出水 譲(RJJ)

【マスター1青帯ミドル級】
1位 近藤 正宏(和術慧舟會HEARTS)

【マスター1茶帯ライトフェザー級】
1位 坂本 純(柔術アカデミー)

【マスター2白帯フェザー級】
1位 柿澤 雄二(リバーサルジム新宿 Me,We)
2位 林 公彦(デラヒーバジャパン高円寺)

【マスター2青帯フェザー級】
1位 小松 勝明(トライフォース新宿)

【マスター2青帯ライト級】
1位 上屋敷 拓巳(リバーサルジム新宿 Me,We)

【マスター5茶帯フェザー級】
1位 中嶋 史雄(トライフォース新宿)

【アダルト白帯オープンクラス】
1位 佐々木 新(Waseda.BJJ)
2位 杉山 隆(X-Treme柔術アカデミー海老名)
3位 渡部 洸三(和術慧舟會HEARTS)
小太刀 一男(Waseda.BJJ)

【アダルト青帯オープンクラス】
1位 原島 秀一郎(和術慧舟會HEARTS)
2位 東海 政太郎(RB ACACEMY)
3位 村山 大介(マスタージャパン)
遠藤 信行(トライフォース柔術アカデミー)

【アダルト紫帯オープンクラス】
1位 中島 良介(リバーサルジム東京スタンドアウト)
2位 上村 孝人(レナトゥス柔術アカデミー)

【アダルト茶帯オープンクラス】
1位 吉田 享平(頂柔術)

【アダルト黒帯オープンクラス】
1位 岡本 裕士(RJJ)

【マスター1白帯オープンクラス】
1位 谷原田 一美(和術慧舟會HEARTS)

【マスター1青帯オープンクラス】
1位 近藤 正宏(和術慧舟會HEARTS)
2位 本間 徹哉(RJJ)

【マスター1紫帯オープンクラス】
1位 村上 太郎(和術慧舟會HEARTS)
2位 岩崎 英明(リバーサルジムMe,We)

【マスター2白帯オープンクラス】
1位 林 公彦(デラヒーバジャパン高円寺)

【マスター4青帯オープンクラス】
1位 SEIJI II(修斗ジムroots)

【マスター5茶帯オープンクラス】
1位 中嶋 史雄(トライフォース新宿)

【アダルトアドバンス-66.0kg級】
1位 大蔵 裕介(X-treme柔術アカデミー)

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