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【JJ Globo】コンデ・シマ(嶋田裕太)のLA修行日記二日目

2014.06.04

AOJ

【写真】このような攻防は意外と少なく、クローズドガードやスパイダーガードを使う生徒が普通に多かったAOJの朝のクラス (C)MMAPLANET

5月29日(木・現地時間)にワールド柔術チャンピオンシップ紫帯ライトフェザー級で3位入賞を果たした嶋田裕太。ワールド終了後、LA周辺で短期出稽古の旅を敢行中のコンデ・シマ(嶋田にLAの知人が名づけたニックネーム)の道場巡り、2日目は朝8時にコスタメサのAOJ、午後は夜8時にLAのコブリーニャBJJの練習に参加した。

フェザー級世界優勝と準優勝、柔術界最大のライバルの道場を行き来した強心臓の持ち主=コンデ・シマが、両アカデミーでのトレーニングの印象を語った。

Day: 02 Art of Jiu-Jitsu Academy
「真っ白で、綺麗で窓が大きくて感動しました。朝日がいっぱい差し込んでいるんですよね。ネクサセンスは基本、夜が練習なんで、あんな風に朝日が差し込むことはなくて新鮮でした。いやっ、でも窓はネクサセンスの方が大きいです(苦笑)。

朝8時からのクラスというのもあったかもしれないですが、全員が全員、モダン柔術ではなかったです。参加者もベテランの方が多く、モダン柔術をやる人もクラシックな柔術をやる人もいました。コンペティションにどんどん出ている人がいるというわけじゃないのでしょうが、その動きは印象とは違っていました。ダブルガードになったら、どんな動きをするのか知りたかったので、ちょっと誘ってみたんですが、今日はそこからベリンボロとか仕掛けてくる人は余りいなかったです。

サポーターはつけていたのですが、サポーターを見て流してくれた人と、ガツガツ来る人がいました。クラシックな人は脇を差し、枕をがっつりとして抑えてくるので、きつかったです。モダン柔術の人とやると、動かせてポジションをとってくるので楽でした。

ギィとハファはオンライントレーニングを見ているのですが、ギィは説明時間が短くて、ハファはかなり長いんです。7、8分から20分という感じで。ギィは3分ぐらい。今日は指導がギィだったんで、やはりテクニックの説明は短かったですね。ギィとハファがごっちゃになってしまうのですが……きっと、そうです。ハイ。

テクニックの説明中でも質問したり、スパー中もコミュニケーションを取ったり、緩い感じはしました。無言で黙々とやるのはなく、仲良くやっているようなクラスでした。テクニックも人によって全く違いますし、自由なクラスという印象を受け、強くなれるなと思いました」

Cobrinha BJJDay02: Cobrinha Brazilian Jiu-Jitsu
【写真】フーベン・シャーレス・コブリーニャとファビト・バストスが見つめるなからで、アームドラッグからバックマウントを取るテクニックを繰り返す(C)MMAPLANET

「コブリーニャのところは、去年も尋ねているのですが、こんなビルの中にあるのかっていうぐらい、立派な建物の1階にあるんです。今日は、着いてから最初のクラスは見学していたのですが、その時にやっていたドリルが去年、自分がサンパウロのアリアンシに行った時にしていたドリルなので、受け継がれているんだと感激しました。その後、ノーギ・クラスに参加してコブリーニャにテクニックを教わりました。なんて言えば良いのか……、とにかく想像以上に良かったです。

アームドラッグのドリルが最初にあり、打ち込みも受けも5分ずつ、一つの技であんなに長いドリルをするのは初めてです。サンパウロのドリルは3分交代で、種類が多かったんです。だから、サンパウロより長かったですね。あれは他のアカデミーでも、なかなかないと思います。しっかりと時間を計るアカデミーも珍しいです。

スパーはAOJと違い、黙々と練習していました。テクニックの時だけでなく、スパー中も私語は全くなかったです。もう一人指導していたファビオ・バストスもコブリーニャも大きい声で指導することもなかったですし、あの先生たちの雰囲気が伝播しているんだと思います。

ワールド直後なのに、茶帯のプルーマ級で優勝した選手が、普通の練習にやってきて、黙々と練習している。やっぱり強くなれるジムだと改めて思いました」

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