【UFC141】カスティーロ、タフファイトを制す
<第4試合 ライト契約/5分3R>
ダニー・カスティーロ(米国)
Def.判定2-1:29-28、29-28、28-29
アンソニー・ンジョグアーニ(米国)
右を伸ばすンジョグアーニに対し、左を打ち込んでテイクダウンの機会をうかがうカスティーロ。ダブルレッグでテイクダウンを奪ったカスティーロは、立ち上がろうとするンジョグアーニを後方に投げ捨てた。
それでもすぐに立ち上がるンジョグアーニだが、バックを許したままヒザを臀部に受ける。足をすくい、正面に回ってテイクダウンしたカスティーロは、そのまま両足を足でロック。肩で顔を押して、マウントを狙ったが、ンジョグアーニは背中を預けて立ち上がる。
投げを仕掛けたンジョグアーニだが、カスティーロはバックをキープしたまま足をフックしていく。リアネイキドチョークを仕掛けたカスティーロに対し、ンジョグアーニは胸を合わせてトップを奪うと、立ち上がろうとしたカスティーロにギロチンを仕掛ける。そのギロチンの仕掛けを支点にして、豪快なスラムでンジョグアーニを叩きつけたカスティーロが、1Rをモノにした。
2R、互いに左を伸ばすが、リーチが長いのはンジョグアーニだ。左ハイキックを見せて、テイクダウンを牽制する。カスティーロの左に右を合わせたンジョグアーニは、さらに左を伸ばしていく。
すると、組みついてきたカスティーロを首相撲で捉えヒザの連打から、右のエルボーを見せるンジョグアーニ。互いに右は空振りに終わるが、残り2分を切ったところでンジョグアーニが右をヒットさせる。
動きが止まったカスティーロにヒザを打ちこんだンジョグアーニだが、カスティーロは懸命に組みついてテイクダウンを奪う。ダメージの回復を図るカスティーロは、グラウンドで動きが少なく、インサイドから時折りパウンドを見せるにとどまる。徐々に鉄槌、エルボーと勢いのある打撃を見せるようになったカスティーロだが、ンジョグアーニはフックスイープからスタンドへ。スイッチをすかして、トップを再び取ったカスティーロだが、2Rはンジョグアーニが取りかえした。
3R、左を伸ばすンジョグアーニに、組みつきたいカスティーロは、ヒザを受けながらもドライブしていく。腰をコントロールし、テイクダウンに成功したカスティーロは、足を一本だけフックし、尻もち状態のンジョグアーニの腰をコントロールする。
立ち上がったンジョグアーニは、バックを許すと、前転からヒザ十字を狙う。これは潰されたが、スッと立ち上がったンジョグアーニはまんまとスタンドの打撃戦へと戻ることに成功する。前蹴りから左ストレートを放ったンジョグアーニだったが、これは空振りに。すかさず組みついたカスティーロがテイクダウンからバックと同じような展開に持ち込む。
残り30秒、距離を取り直したンジョグアーニが、声を出しながら蹴りやパンチを見せると、フライングニーをヒット。ここで試合終了となったが、最終回のカスティーロのテイクダウンがどのように評価されるか。結果、スプリットでカスティーロがタフファイトをモノにした。