鉄人夫人がケージへ。参謀はセフォー
UFCのような巨大資本を持たずに、良質のイベントを継続的に開催することでMMAファンの支持も高いストライクフォース。NBCに進出し、一般へのアピールも行ってきた同プロが、21日(金・現地時間)に地元サンノザで開くビッグショー『DESTRUCTION』にランディ・クートゥアー夫人のキム・クートゥアーが参戦。参謀をあのレイ・セフォーが務めることが分かった。
【写真】女子MMAをリードするジーナ・カラーノのセコンドを務めるキム・クートゥアー。初ケージで、MMA初勝利を挙げることができるか (C)MMAPLANET
メインでジョシュ・トムソン×イーブス・エドワーズ戦が行われ、ヘナート・ババルやジョー・リッグスなど、MMA界の実力者が集まる同大会に、鉄人夫人キム・クートゥアーが参戦。リナ・クホコフと対戦することが、2日(日・現地時間)に同プロモーションより正式発表された。
32歳でケージ・デビューを果たすキム。MMA初挑戦は今年の1月20日で、キム・ローズと激戦の果てに、鮮血に顔を染め判定負けを喫している。
しかし、その後も自らが副代表を務めるエクストリーム・クートゥアーで、UFCファイターのタイソン・グリフィン&グレイ・メイナードやIFL世界王者ジェイ・ヒエロンらとプロ練習で汗を流し、打撃コーチにあのK-1戦士レイ・セフォーを迎え入れている。
セフォーとのトレーニングで、蹴り技に開眼したキムは、「彼のスタイルがとても気に入っている。アグレッシブで爆発力もある。待つんじゃなくて、自ら切り開いていく戦い方なの」と語っている。
レスリングは夫であるランディ・クートゥアーと、グラップリングはADCC王者からMMAデビューを果たしたばかりのロバート・ドリスデールに指導を受けるキム、ケージ・デビュー戦で「オールラウンドに戦えることを証明したい」と、その意気込みを明らかにした。
果たして鉄人夫人は、鉄の女となれるのか。奇しくもランディがキムと新しい生活を始める以前のホーム=オレゴン州ポートランドからやってくるクホコフもキャリア1戦1敗。鉄人夫人がMMA初勝利を挙げる要素は十分過ぎるほど整っている。