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【IT’S SHOWTIME】ヨーロッパ組からの勝ち上がりは?

2011.09.23

Ngimbi vs DirekciIT’S SHOWTIME 「Fast & Furious 70 max」が、24日(土・現地時間)にベルギーのブリュッセルで行われる。2011年70キロ・キックボクシング世界最強決定トーナメントと目されるFast & Furious 70 maxトーナメントは本命アンディ・サワーと、アルトゥール・キシェンコが同じ枠に入り、反対側のブロックでは欧州で力をつけたファイターが生き残りを賭けた戦いに挑む。

【写真】互いに1,2,3から受け、また1,2,3というオランダ・キックのリズムのなかで戦うことが多いムレッキーとンギンビ。そのリズムを変えてでも、相手のリズムを狂わせる攻撃が必要になる (C) BEN PONTIER/EFN

現イッツショータイム70キロ級世界王者クリス・ンギンビは、前王者のムラット・ディレッキーと対戦する。昨年12月11日、初開催となったギリシャ大会では、王者ディレッキーに挑んだンギンビ。欧州でK-1 MAXとは一味違った重厚感溢れるファイトで王座に君臨したディレッキーが、パンチで圧力をかけていき、ンギンビがヒザ蹴りで迎え撃つ展開となった。

ンギンビは、ディレッキーの踏み込みが甘くなると、ミドルキックで腕を潰し、ローキックで足を殺すという完璧な試合運びを見せ、ヒザ蹴りでダウンを奪いタイトルをものにした。ディレッキーがリベンジを果たすには、如何にプレッシャーを掛け続けることができるか。5Rと3R、シングルマッチとトーナメント戦の違いがどのような影響を与えるか、勝敗が最も読めない一戦といえる。


また、ジョルジオ・ペトロシアンの欠場により、出場権を得たロビン・ファン・ロスマーレンと、シャヒッド・エルハジの対戦も、シャヒッドにとってリベンジ戦となる。驚異的なシャヒッドのパンチのラッシュに押されることなく戦ったロスマーレン。

Roosmalen vs Chahid【写真】準々決勝4試合は、過去1年以内に対戦が見られ、リベンジ戦となる。ロスマーレンとシャヒッドは半年ぶりの対戦だ (C) BEN PONTIER/EFN

パンチの精度でシャヒッドを上回ったロスマーレンが、その勢いに再び巻き込まれることなく、初戦を勝ち上がるようなことがあれば、トーナメントの結果如何に関係なく、彼は欧州キック界トップの一角を担うこととなる。

■IT’S SHOWTIME対戦カード

<トーナメント決勝級/3分3R>

<ヘビー級/3分3R>
モイセス・バウテ(スペイン)
ルステミ・クレシュニッチ(ベルギー)

<トーナメント準決勝級/3分3R>

<トーナメント準決勝級/3分3R>

<IT’S SHOWTIME 77キロ級MAX世界選手権試合/3分5R>
マルセル・グローエンハート(オランダ)
オーテム・レヴィン(ロシア)

<73キロ/3分3R>
マラット・グリゴリアン(ベルギー)
ヤシン・バイタール(ベルギー)

<トーナメント準々決勝/3分5R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
シャヒッド・エルハジ(オランダ)

<トーナメント準々決勝/3分3R>
ムラット・ディレッキー(ベルギー)
クリス・ンギンビ(オランダ)

<トーナメント準々決勝/3分3R>
アンディ・サワー(オランダ)
ハルート・グリゴリアン(ベルギー)

<トーナメント準々決勝/3分5R>
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
ガーゴ・ドラゴ(オランダ)

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