エレンバーガーが番狂わせ、僅か53秒でシールズを撃破
17日(土・現地時間)、米国ルイジアナ州ニューオリンズのアーネスト・N・メモリアル・コンベンションセンターでは、UFC Fight Night Live「Shields vs Ellenberger」が開催された。
メインイベントは、今年4月のジョルジュ・サンピエール戦で6年10ヶ月ぶりの敗北を喫したジェイク・シールズと、UFC参戦後、初戦こそ星を落とすも現在まで4連勝を挙げているジェイク・エレンバーガーによるウェルター級戦。エレンバーガーにとっては、大物食いに成功し、タイトルコンテンダー入りを果たしたいところ。その一方、シールズにとっては、8月の終わりに実父ジャック・シールズさんを亡くており、失意の中での再起戦となった。
試合は、序盤からエレンバーガーがパンチを放ち、テイクダウンを狙うと、シールズのテイクダウンアテンプトにも、距離を取り直すなど冷静な対処をみせる。すると、オクタゴン中央で振りの大きなフックを打ち込んだエレンバーガーは、組みついてきたシールズに対し、首相撲からボディに左ヒザを突き上げると、それでもテイクダウンを狙ってきたシールズの顔面に、今度は右足でヒザ蹴り。この一撃でシールズは前方に崩れ落ちた。
エレンバーガーは、すかさずパウンドを連打し、一連の攻撃で動きが止まったシールズを見て、レフェリーは試合をストップ。“ジェイク対決”は周囲の予想に反し、僅か53秒という短い試合タイムの大アップセットにより、エレンバーガーがキャリア最大の勝利を挙げた。
また、ミドル級では、16カ月振りの復帰戦となったアラン・ベルチャーが、ジェイソン・マクドナルドを相手に危なげない試合運びで快勝。ストライクフォースで高谷裕之から勝利し、UFC初出場を果たしたロベルト・ペラルタは、マイク・ルーロに判定勝ちを挙げている。
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