【UFC131】ベルトランがロサとの荒れた展開を制す
<ヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ベルトラン(米国)
Def.3R1分26秒 by TKO
アーロン・ロサ(米国)
互いに左ジャブを伸ばす序盤、ベルトランが前に出て組みついていく。ケージを背にテイクダウンを許さないロサ。ケージに沿って移動するも、距離をとったベルトランにパンチを入れられる。
再び組みついてロサを押し込むベルトランのエルボーは空振りに終わる。両者距離を取り、近い間合いから足を止めてフックを打ちあうと、ベルトランがリードして、またもロサをケージに押し込む展開に。ロサも態勢を入れ替えたが蹴りは不発に終わり、オクタゴン中央での打撃戦になると、ベルトランのプレッシャーの前にまっすぐ下がってしまう。前で出てくるベルトランに、懸命にフックを振るうロサだが、ケージに追い込まれる展開が続く。
左フックを連打したベルトランに対してアッパーを返すロサ。ラウンド終了間際も、足を止めて拳を交換。手が合うというか、同じ波長のなかで両者はパンチを繰り出し、タイムアップとともに満足げな表情を浮かべていた。
2R、ベルトランの左ローに対し、ロサが左フックを合わせる。初回とは反対にケージを背にしたベルトランだが、すぐにプレッシャーをかけて、左フックから右ローを見せる。ロサがケージ際に詰まり、ここでパンチの交換が始まる。組みついたベルトランだが、離れるとロサがフックを振り回す。
右アッパーから左フックを繰り出しつつ前に出られたベルトランはボディから踏み込んで、首相撲の態勢に。ここで放ったヒザがロサの急所を直撃。態勢を崩しそうになったところで顔面に追い打ちを掛ける。当然、レフェリーは試合を中断させ、ロサにドクターチェックが入るも、試合は再開。ロサがラッシュを掛けて、ベルトランをケージに押し込むと急所へのヒザを蹴り返す。
報復行為とも取れる反則にも少しのインターバル後に再開となり、ベルトランがロサをケージに押し込む。オクタゴン中央に戻り、打撃から組みあう展開が続き、2Rが終了した。フックの応酬でスタートを切った最終回。ロサはテイクダウンを狙うも、足が前に出て行かない。再びパンチの応酬から足に組みつこうとしたロサに対し、ベルトランがパンチを集中させる。
ヒザをつき、スタミナが切れたようなロサ。一度は立ち上がるも、すぐにテイクダウンからパスを許すと、ベルトランがパンチを集中する。動きが完全に止まったロサを見て、レフェリーが試合をストップした。