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【TUF13】ハードトレの成果、デュラン待望のUFC初勝利

2011.06.05

<バンタム級/5分3R>
ルーベン・デュラン(米国)
Def.3R1分57秒 by リアネイキドチョーク
フランシスコ・リベラ(米国)

スピードのある左ジャブを伸ばすデュランはすぐに組みつきにいく。ギロチンで応戦するリベラにデュランは立ち上がったままで体を上下に揺すり首を引き抜くと、インサイドから左のパウンドを落とす。

ケージを背に立ち上がったリベラは、左腕でギロチンを仕掛ける。デュランはニータップでテイクダウンを狙いつつ、首を引き抜くとケージまでリベラを押し込んだ。ダーティーボクシングの要領でアッパー、さらに右エルボーを放つデュランに対し、リベラはヒザで返していく。デュランもヒザを返し、両者の拳が激しく交錯。ここでデュランはパンチに意識の集中したリベラを巧妙にダブルレッグでテイクダウン。リベラの立ち上がり際に、今度はデュランがギロチンを狙ったがエスケープされて重いパウンドを打ち込まれた。リベラはデュランの三角絞め狙いを担くとエルボーを顔面に落としたところで初回が終了した。


2R、右ローを当てたデュランは、左ボディーストレートから再び右ローを見せる。リベラも左ミドルを返すが、どちらかというとカウンター狙いで待ちの姿勢。前に出たデュランにリベラのカウンターから勢いのある左フック、さらに右パンチがヒット。直後にデュランの左ローがリベラの急所を捉え、試合は一時中断。

再開後、左から右を伸ばすデュランにリベラは左から右フックを繰り出すも空を切る。デュランがテイクダウンを仕掛けると、初回同様ギロチンで応えるリベラ。しかし、ここはヒザをついたデュランが苦もなく遮断し、パスを狙ってハーフへ。足を戻したリベラにデュランは再びハーフになると、左エルボーを落とし、首を殺して立ち上がらせないよう巧みな押さえ込みを見せる。マウント狙いから、リベラの動きに呼応し、バッククラブの場外をになったデュラン。リアネイキドチョークは極めきれなかったが、ポジションをキープして、ラウンドを終えた。

最終回、右ストレートから右ボディーを繰り出すデュラン。リベラも右ローを見せる。重いパンチを持つものの、自分の距離で闘えていないリベラの意識が前寄りになるや、デュランはダブルレッグで綺麗にテイクダウン。そのままパスし、クロスフィックを狙ったデュラン。リベラはタートルポジションから立ち上がろうとする。

その刹那、バックに回り両足をフックしたデュランが、リアネイキドチョークを仕掛けながら右側へロール。自らの背中がついたところでチョークが完成。待望のUFC初勝利を一本で飾った。「フランシスコは凄くタフだとわかっていたから、ハードトレーニングを積んだ。凄く気持ちいいよ」と勝利者インタビューで語った。

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