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【IT’S SHOWTIME】キシェンコ、ドラゴらMAX組続々登場

IT'S SHOWTIME6日(日・現地時間)、アムステルダムのスポートハーレン・ザウドで行われるIT’S SHOWTIME。ヘビー級王者ヘスティ・カラケスがダニエル・ギタと戦う一戦や、アンディ・サワーなど、日本でも名の通ったファイターが登場。さらにはアルトゥール・キシェンコ×ドラゴ、シャビットという昨年のK-1 WORLD MAXメンバーも出場する。

【写真】上段左からキシェンコ、ドラゴ。下がロスマーレンとシャビット。中量級もこれでもかと好カードが並ぶ (C) WORLDKICKs

体が大きくなり過ぎた影響もあり、70キロで戦うことが厳しくなったという指摘もあるキシェンコ。実際、昨年は72.5キロ契約で出場したIT’S SHOWTIMEアムステルダム・アレナ大会で、当時の70キロ級王者ムラット・ディレッキーを破るが、その後は、日本のRISEで日菜太の三日月蹴りを受けKO負け、MAXファイナル16でも新鋭モーチェ・カマルの対角線コンビネーションに遅れを取っている。

その後、スウェーデンでは再び72.5キロ契約戦でマルクス・エーベリを完封し、この2.5キロの違いがパフォーマンスに大きな影響を与えていると指摘されても致し方ない。そして今回のドラゴ戦は70キロ契約で行われ、一抹の不安を感じさせるキシェンコだが、オランダの名門マイクス・ジムに移籍し、体調管理は問題ないとマネージメント・サイドは自信を深めている。


一方、ドラゴもK-1MAXでこそベスト4という結果を残したが、実はIT’S SHOWTIMEでは3連敗中と後がない状態だ。名勝負製造マシーンは、それだけダメージの蓄積も目立っており、果たして3カ月弱のインターバルで、どこまで回復しているか。この一戦で遅れを取ったファイターが、これから本格化するIT’S SHOWTIME2011年シーズンで、中堅どころに格付けが下がることも十分に考えられ、シビアなファイトとなろう。

もう一人のK-1 MAX2010参戦組は、ファイナル16でマイク・サンビディスに延長の末、判定負けを喫したものの、見る者を震撼させた年間最優秀バウト賞モノの打ち合いを見せたシャビット。GROLYのワールドシリーズ・ワンマッチで勝利するなど、注目度が上がるロビン・ファン・ロスマーレンだ。

フィジカルの強さを武器に、徹底的に打ち合い、ハマると強烈な強さを発揮するシャビット、オランダの若手世代らしくスイッチを巧みに使いこなす技巧派ながらパンチ力のあるロスマーレン。両者のぶつかり合いでは、激しいパンチの交換が見られること間違いない。

■IT’S SHOWTIME主な対戦カードは下記の通り

<ヘビー級/3分3R>
ダニエル・ギタ(ルーマニア)
ヘスティ・カラケス(オランダ)

<70キロ契約/3分3R>
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
ドラゴ(オランダ)

<70キロ契約/3分3R>
アンディ・サワー(オランダ)
ロシネ・オズグニ(オランダ)

<IT’S SHOWTIME世界95キロ級選手権試合/3分5R>
ダンヨ・イルンガ(ドイツ)
ヴェンデル・ロシュ(オランダ)

<70キロ契約/3分3R>
ラシッド・ベラーニ(オランダ)
ウィリアム・ディンダー(オランダ)

<70キロ契約/3分3R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
シャビット・エルハジ(オランダ)

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