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【Challengers】ストライクフォース2011年の隠し味勢揃い

Woodley7日(金・現地時間)にテネシー州ナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで開催されるStrikeforce Challengers13の公開計量が、6日(木・同)に行われた。

【写真】 王座挑戦を手元に引き寄せるために、変則的な蹴りの使い手に遅れを取ることがあってはならないタイロン・ウッドリー(C) ESTHER LIN/STRIKEFORCE

2011年、ワールド・ヘビー級GPの開催に加え、積極的に世界戦を行うなど、さらなる飛躍を誓うストライクフォース。その大切な1年の最初のイベントは、テネシー州ナッシュビルから。ダン・ヘン×ジェイク・シールズ、ギルバート・メレンデス×青木真也戦が行われた同地のブリジストン・アリーナと変わらぬキャパシティを誇るミュニシパル・オーデトリアムでの開催となる。

そのため、観客動員のこともあってか、SHOWTIMEで中継されないアンダーカードは実に12試合組まれ、出場24選手中、おひざ元テネシー州と隣のケンタッキー州のファイターが23人を数えるなど、アンダーカードは完全にローカル色で染められている。


ロコ大会とチャレンジャース、まるで二本立てイベントの様相を呈している当大会のメインはウェルター級のタイロン・ウッドリー×タレック・サジフィーヌ。ウッドリーのテイクダウンか、サジフィーヌの蹴りを含めた打撃か?勝負の鍵がテイクダウンの攻防になることは間違いない。

会見で「サジフィーヌはテイクダウンディフェンスに長けている。だから、そこに行くまでのプロセス、打撃が大事になってくる。ただ、2度、3度と続けるとテイクダウンを許しているので、しっかりと一発で決められなくても、根気よく戦いたい」とウッドリーは語っている。

王者ニック・ディアズは、29日(土・同)にサンノゼでエヴァンゲリスタ・サイボーグの挑戦を受けることになっているが、次期挑戦権を巡りポール・デイリーやKJ・ヌーンといったライバルも多く存在するなかで、チャレンジャース育ちとして、メインでインパクトを残す勝利を挙げたいところだ。

また今回はライトヘビー級のオヴァンス・サンプレー、ストライクフォース初陣となるラディ・ファーガソン、AKA所属のヘビー級戦士ダニエル・コーミアー、クリス・サイボーグに次ぐブラジル女子MMA界期待の存在アマンダ・ヌネスと、第2集団を抜け出しトップ集団入りを目指すファイター達が次々と登場する。2011年のストライクフォースに重要な味付けをする可能性のある隠し味が勢揃い、濃い内容のイベントとなりそうだ。

■Strikeforce Challengers 13 主な計量結果

<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー:170.2ポンド(77.2キロ)
タレック・サジフィーヌ:170.2ポンド(77.2キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー:204.8ポンド(92.9キロ)
アボンゴ・ハンフリー:205.4(93.1キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・コーミアー:249ポンド(112.9キロ)
デヴィン・コール:239.2ポンド(108.5キロ)

<女子ミドル級/5分3R>
ジュリア・ブッド:144.2ポンド(65.4キロ)
アマンダ・ヌネス:143.2ポンド(64.9キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ラディ・ファーガソン:205ポンド(92.9キロ)
ジョン・リチャード:206ポンド(93.4キロ)

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