【UFC128】ショーグン初防衛戦、ユライアUFC初陣
4日(火・現地時間)ズッファより、UFC128「SHOGUN VS EVANS」開催が正式発表された。3月19日(土・同)にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで行われる同大会のメインイベントは、大会名にもなっているUFC世界ライトヘビー級選手権試合=マウリシオ・ショーグン×ラシャド・エヴァンスの一戦だ。
【写真】因縁のリョートを倒し、UFC世界ライトヘビー級王者となったマウリシオ・ショーグン・フア。王座戴冠以来、10カ月目の初防衛戦に挑む (C) ZUFFA
当初の予定では、11カ月振りのUAE大会になるという情報もあった同大会だが、結局のところニューアークに落ち着いた。昨年5月8日のUFC113で、リョート・マチダを破り新王者となったショーグン、同29日のUFC114でランペイジ・ジャクソンから勝利を挙げたエヴァンスともに、約11ヶ月ぶりのオクタゴン登場ということになる。
もともとランペイジに勝った直後に、ダナ・ホワイトに次期挑戦者として明言されていたエヴァンスだが、ショーグンのヒザの負傷と手術、その回復を待ち、10カ月のブランクとなってしまった。この間もESPNのインサイドMMAなどに頻繁に出演し、TUFコーチ役以来の知名度の高さを維持してきた。互いに長いインターバル明け、特に王者ショーグンはヒザのコンディションにも左右される一戦となりそうだ。
■マウリシオ・ショーグン、王座奪回の一戦
・2010年5月8日、vsリョート・マチダ
■ラシャド・エヴァンス、挑戦権獲得の一戦
・2010年5月29日、vsランペイジ・ジャクソン戦
【写真】WEC時代からUFC級の人気を誇るユライア・フェイバー。ついにUFCのオクタゴンに上がることになった (C) GONGKAKUTOGI
■ユライア、バンタム級デビュー戦
・2010年11月11日、vs水垣偉弥
セミには“カリフォルニア・キッド”ことユライア・フェイバーのUFCデビューも決定、リムーア時代に初代WEC世界バンタム級王者になっているエディ・ワインランドと対戦する。
ズッファWEC時代の到来とともに、チェイス・ビービに王座を明け渡したワインランドだが、その後、ローカルショーを経てWECに復帰すると、ハニ・ヤヒーラ戦で黒星を喫したあとは、現在4連勝中だ。
フェザー級初期のような活きの良さをUFCで見せることができるか。11月に日本の水垣偉弥を下し、バンタム級デビューを飾ったユライア、ドミニク・クルーズへの挑戦権を得るためにも確実に勝利を手にしておきたい一戦。フェザー級王者ジョゼ・アルドが早々の負傷欠場となっており、軽量級に門戸を開いたズッファ的にも、ユライアの王座獲りに関して遠回りは避けたいところだ。
なお、同大会ではバンタム級出場選手は当然として、ライト級でもWECからカメル・シャロルスとアンソニー・ジョグアーニが出場、厳しいサバイバル合戦に足を踏み入れることになる。
1月1日のUFC125を皮切りに、22日のUFNテキサス大会、2月5日と27日にベガスとシドニー。そして3月は3日にテネシーでVersus大会、19日の同大会翌週26日にはUFNがワシントン州シアトルに初上陸するなど、3カ月で7大会、年回28大会開催ペースとなっているUFC。8月のブラジルだけでなく、アジアではマカオ進出の噂もあり、また一歩ワールドワイド化を図る2011年となりそうだ。
■UFC128「SHOGUN VS EVANS」対戦予定カードは下記の通り
<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
[挑戦者]ラシャド・エヴァンス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ユライア・フェイバー(米国)
エディ・ワインランド(米国)
<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ(米国)
アンソニー・ンジョグアーニ(米国)
<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
カマル・シャロルス(イラン)
<ライト級/5分3R>
カート・ベルグリーノ(米国)
グレジソン・チバウ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス(米国)
イアン・ラブランド(米国)
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